続、嵐のあと

きのう、根こそぎ倒れていた木の場所、今日は通行止めになっていた。それでもちょっと失礼して近づいてよくみてみた。

根こそぎって、こういうことなんだと、あらためて思った。根の部分の大きいこと。回り込んでみてみると、大小さまざまな根が複雑に絡み合っている。なのに、倒れてしまうなんて、どれほどの風だったんだろうか、想像もつかない。

倒木をあとにして上まで行き、いつものように名前を呼ぶと、まる子、ご機嫌な顔でやってくる。チビも、歓迎のしるしで、コロン。やっぱり、二匹そろってないとな。決まんにゃいな。

きのうとちがって、まる子もすっかり落ち着いていた。天気がよかったので、餌もたっぷりもらったらしく、二匹ともさっぱり食べない。なので、水を取り替えてやったり、ブラッシングをしてやったり。

チビは、まる子よりも体毛が短くて、毛艶がいい。渋い色だが、なんのなんの、ぬめぬめした光沢がある。

よかったね、まる子、ようやくおちついて。あのすごい嵐のなか、よくがんばったんだね、と声をかけると、どこ吹く風。どうやら、いつものペースに戻ったみたいだ。

まる子、なにか、みつけたみたいだ。じゃあ、またあした。今日はとてもほっとして帰れるよ。

空の境界 

ひさしぶりに天気がおちついたせいか、丘の上も人出が多く、なかなかのにぎわい。だから、いつものように、まったりとした時間はとれなかった。

池のまわりもかなりの人出で、観光バスまできていた。こんな日の池のほとりは、人をよけて歩かなくてはならないくらいだ。せめて丘の上ぐらいは静かであってほしいんだけどなあ。広々として深い空は、今、この瞬間の傑作だ。

 

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