夕涼み

でかける前、庭に遊びにきたスズくん。
ミーナが気にしている隣りの家のオス猫。
スズ君も、なんとなくミーナのことを気にしているようで、ちょくちょくやってくる。

ミーナ、スズくんをみつけると早速窓辺に行き、その動きを追ってあちこちの窓に移動する。
今日はベランダのフェンスに上って姿を追っていたが、隣りの庭にサーファーらしき姿のイケメンのお兄さんがいて、手を振っているのをみて、どうも今度はそちらに目移り。

「すげえ、あんなとこ歩いてるよ」とサーファーのお兄さんがフェンスの上のミーナを見て叫んだ。
そばにいた隣家の金髪スタイルの息子さん、「あっ、そんなの序の口。あの上を走るんだぜ。うちのスズもモモもフェンスになんか乗りもしないのにさ」と呆れ顔。
サーファーのお兄さんは、息子さんのお仲間らしい。

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かっこいいお兄さんたちを見て、ミーナだけでなく私も眼を惹かれ、「そうなんですよ。ミーナはくのいち忍者なんですう」と、洗濯ものをとりこみながら声をかけると、下のお兄さんたち大笑い。
二人とも日焼けした肌にアロハが似合って、いよいよ夏盛りですね。

夕方になり、投票所に行ってから公園に行くと、夕涼みの人たちでにぎわっていた。
前を歩いていたのは、リュックを背負った女の子。
この子は、お父さんに連れられて初めてリュックを背負ったらしく大はしゃぎ。

近づいて、リュックに何が入ってるの? と尋ねたら、小首をかしげて照れ笑い。
ふっと、心がなごんだ。

池のほとりでは、夕涼みがてら天体を観測するための望遠鏡が並んでいる。なんでも、いろんなところに行って、観測しているグループらしい。
ちょっと覗かせてもらったら、月のでこぼこはもちろんのこと、表面のささくれみたいなものまで映っていてびっくり。

猫たちも、日中は暑さを避けて、夕方になるとそぞろ歩き。

この猫は最近シロのティリトリーに入ってきては、シロを追いやっている。
シロが病気で弱っているのを知ってか知らずか、このごろシロがいる場所に陣取っている。
そのせいか、今日のシロは餌を食べたあと、いつもの場所を避け、古墳への坂道の脇の階段を上り、藤の里へ。
季節外れの藤が咲いていた。

シロは今日も離れたところで餌を食べた。もう、そばにはこない。ごはんのあと、後をついて行くと、藤の里へと降りて行くと、階段の踊り場でまったり。毛繕いなど始める。

あたりが薄暗くなってもなお、発光するように白いその姿。
どこにいても目立ってしまうから、人一倍、用心しなくてはならない運命。

そろそろまた保護作戦に入ろうかというモードに入っているが、ハードルは高くなる一方だ。

それで、とにかく、餌をやったあとシロのそばにいて、シロに話しかけるようにしている。
「だいじょうぶだからね。おとなしくしてね。そうすれば、こんなふうにうろうろしなくてもいいし、のんびりできるから」
そういうとシロはじっと聞いているような気もするが、なんせ、もう耳が片方ないから、聞こえているのかいないのか。

夕方の花は、なんとのうものがなしい。

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