言葉以上の思いを込めて、君に。

春ぼうという名で売られていた花。くるくるとひまわりのように太陽を追って咲く。

私は私を好きになる。
そして、私はあなたを好きになる。

どんなにあなたがこちらを向いてくれずとも、私はあなたを好きになる。
そこにあなたがいるだけで、私の心が弾むから。

太陽に向かってくるくる回る花のように、私はあなたの方を向いてしまう。
それで私も輝けるから。

毎朝、私は窓辺であなたが顔を出すのを待っている。
あなたが顔を出すと、私の前に光が射してくる。

けれどもあなたは、私に気づかない。
それでもいいと私は思う。

私は声も出せずにあなたをみつめる。
あなたは私に気づかず、すぐにまた消えてしまう。
急いで私はあなたの姿を追いかける。

あなたは、私に気づかない。
それでもいいと私は思う。

だって、なんにもない暮らしに、光が届くから。
くるくると回りながら、私は太陽を追いかける。

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