成功とは、9回転んで10回起き上がることである。~ボンジョヴィ~

ボンジョヴィは、全米を代表するハードロックグループの一つ。
私も、その力強い音楽に魅了された一人。
その名前を知ったのは40代に入った頃で、まだイケイケの気分で街を歩いたり、赤いコルサに乗ってはガンガンロックをかけながら走っていた時期だ。

結婚していたし、子供ももう成人を迎える頃のことだったけれど、それでもまだ男性から声をかけらけれることもあって、今にして思えば、いわゆるモテ期だったかもしれない。

とはいえ、暮らしは不安定で先の見通しも見えず、興味のあることに手を出しては飽きて・・・、ということを繰り返していた。
だから、感情の浮き沈みも激しくて、そんなときには、あてどもなくコルサに乗って、ボンジョヴィをガンガン鳴らしては走りまくった。

そうかといって、ボンジョヴィのことを詳しく知っていたわけではなく、ただ、ハードでなにも考えられないほどの激しい音の響きに感情をぶちまけていただけで、あとのことは何も知らなかった。

でも、彼らは60代の今も、いまだ活躍中。
そして最近、ネットで、グループのリーダーの、ジョン・ボン・ジョヴィの言葉に出会った。
「成功とは、9回転んで10回起き上がることである」

私は、自分のプロフィール紹介に、七転び八転びという言葉を使っている。
もちろん、七転び八起きという古来からの諺をもじって使っているのだが、そんなもんぶっ飛んでしまう言葉に出会って、しかも、それがあの強烈に私を惹きつけていたボンジョヴィの言葉だったと知って、このところ暑さと疲れでボヤッとしていた頭をカキーンと殴られた衝撃を覚えた。

ボンジョヴィの言葉にしたたかに殴られて覚醒したせいか、元気を取り戻した思い。
たしかに、七転び八転びなら、いっそ、九回転んで十回起き上がればいいじゃないの、と考え直した。

それでちょっとしばらくぶりにやる気が出てきて、十回めに起き上がるためにもう一度最後のチャレンジをしてみようと思いたち、少しずつ、始めた。
結果なんて、あとからついてくればいいし、こここまできたら、「うまくいかなくったって、なんぼのもんじゃ」なのだ。

【いろいろと片付けていると、いつのまにかミーナが寝ていた】

ちんまりと年齢相応に、おとなしくしてるのはやめた。
今はもう私が慣れ親しんだ相棒のコルサという車もなく、オンボロボロの老体マーチになんとか頑張ってもらっていて、かける音楽もおとなしめになってしまったから、これからは、ちいと、反抗精神を呼び起こして、あちこちぎくしゃくしてきた体と頭にまだボンジョヴィのロックのパワーでも注入してみようかしら。

手始めに、また、家の中を整理してみた。
なかなか涼しくはならないけれど、でも、木の葉は少しづつ色づいている。

とにかく少しでもすっきりと気持ちよく暮らしたいので、玄関の下駄箱を取り払い、押し入れの棚として使っていたものを引っ張り出し、玄関のベンチにもなる優れものとして、よく使う靴だけをそこに入れてみた。

そうして、父が残した書もしばらく飾ったあとはさようならをすることにした。
家の中が片付いて暮らしがバージョンアップすると、やる気とのんびりの時間のメリハリがつく。

ほんとは、なあんにもないところにポツンとなにかいいものを一つ置いて、ボンジョビィの激しい音楽にガンガンと刺激を受けたいのだが、暮らしの道具は必要だし、それに、ミーナがいつも邪魔しにきてなかなかはかどらないのです。

ところで久しぶりに取り出したこの父の書の意味は、善に交われば善に染まるということのようです。
蘭や芝の香がする部屋にいるのと同じであるという教えだそうです。
父の教えも、ちゃんと頭に入れとくことにしよう。

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