かわいげがある。

そういう人、まわりにいませんか?
外見はとくに目立たないのに、むしろ、どちらかといえば個性的なのに、なぜか可愛がられる人。
なにか失敗をしても、あまり責められたり憎まれない人。


先日、なにかの本で見たのですが、成功する人としない人の違いはそういうところにあるようで、要は努力や成果よりも、上司や周囲の取り立てで差がつくのだと、著者は言っていました。

そういうことに恵まれなかった自分としては、いまさら驚くほどのことではないけれど、そうなると、努力なんてばからしくなってきます。そういうこと、学校や親はなかなか教えてくれなかったし、努力や真面目さが一番という倫理に流されて生きてきたんだよね。
人に好かれる方法なんて、まあ、親だの教師だのが教えられるわけもないし。

それに、天性のかわいげを持っている人には叶わないもの。
だから、頑張ることがばからしくなった時には、天性のかわいげを持って生まれてきた猫たちを眺めることにして、まっ、いいか、などと思うことにする。

猫はあまり真面目っていう感じではなく、自分勝手でわがままで、それがまた当たりまえだと思っている様子。
なにか変なことをやらかしても、悪びれることもなく、シレッとしているところが、なんとも憎らしい。
そして、自分はそんなふうにはなれそうにもないから羨ましくもなる。
まあね、こんなふうにしれっとしていられたなら、ストレスもあまり溜まらないだろうね。

そう思っていたら、猫はけっこうストレスを感じやすい動物らしい。
それで、解消するために、いろんなことをやらかしてしまうらしいのだ。
でも猫は愛嬌があるから、つい人は許してしまうのだ。

今はあまり、使われにくい言葉になってしまったが、昔々は「男は度胸、女は愛嬌」と言われていた。
たが、いつからか、「女は度胸、男は愛嬌」という時代になったような・・・。

私の好きだった作家も、人に一番必要なのは「愛嬌だと思う」と言っていた。
確かに、彼はどうみてもイケメンとは言いがたい人だったが、とても愛嬌のある顔で、破天荒だったがまわりから好かれていたし、面倒をみたくなるタイプだったらしい。

猫も愛嬌が一番だと思うのだが、ミーナは度胸のほうである。
せめて、私だけでも、かわいげのあるBABAをめざそうかな。
人生は、いつでも、思いついた時からがスタートだと思えばいいのだから。

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