やるか、やらないか。君はどっち?

【行こうかな、よそうかな。】

うーん、どうしようかな。
けっこう深刻な問題を前にすると、迷う。
そして、誰か、そのことに詳しい人や気持をわかってくれそうな人に相談してみる。

【おれは行くぞ!】

が、どんなに相談をしてみても、所詮はほかの人なのだ。
どれほど親切に諭してもらっても、自分にしか決められないのだと悟る。
そして、考える。
それは簡単なことだと。
結局は、やるか、やらないか、だけの話なのだと。


やることには、かなりリスクが伴う。
失敗に終わったら、それこそ後悔するだけではすまない。
けれど、やらないとなると、ずっと解決せずにずるずるとひきずることになるだろう。
いったい、どっちを取るのだと、自問を繰り返す。

【ミーナは、なんであんなとこ歩けるんだ?】

じっとおとなしくしていればリスクは小さいだろうが、それでは道もみえてこない。

それで、やる、というほうを選ぶ。
すると、思ってもみなかった展開になる。
意外といいことが出てきて、人との関わりも広がって驚く。

【赤にするか、白の方にするか。】

えっ、この人はこんなふうに考えていたんだ。
なあんだ、突っ込んでみれば、道は開けてくるじゃないか。
そんなことがこのところ続いて、あらためて人間のよさを感じている。

【飛んでみようかな】

いっとき辛いことが続いて、それ以来、すっかり人間不信になっていた。
やることなすこと、悪いほうに結果が出た。
たぶん命を終えるときまで、自分は恨みを抱いたままなんだろうと思っていた時期もあった。

けれども、このところの地域猫や公園の猫のこと、町内の役員が回ってきたことなど、いろんなことに対処しているうちに、なんかなあ、一見、平凡な暮らしをしている人たちの、思いがけない能力や、実行力に眼をみはることになった。
偉い人や名の知れた人がなんぼのもんかい、平凡をあなどっちゃあいけないよって、言われているみたいだ。

【古墳の丘の小判草】

平凡の中にこそ、小判が詰まっている。そう感じるうちに、胸の中に宝物がいくつか生まれた。
気持が豊かになったみたいで、問題はまだまだ山積みなのだけれど、それほど悲観はしていない。

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