おはニャンズ

【おっとり屋のスズ】

私の朝は、おはニャンズで始まる。

朝起きると、雨戸をあけるのが習慣。
すると、隣りの家の猫たちがベランダから顔を覗かせる。

【ムギは美形】

おはよう! と声をかけると、二匹、かわるがわる、こちらを見てくれる。
スズ君は男の子で、ムギちゃんは女の子。
そして、ミーナもベランダから顔をのぞかせ、ニャンズたちの挨拶。

隣りの家には、もう一匹、モモちゃん(女の子)がいるが、モモはたいてい外にいるので、あまり顔を出さない。
もっぱら我が家の庭を通り道にしている。

人間も挨拶が肝心。
挨拶から付き合いが始まる。

挨拶は、ニャンたちにとっても人間にとっても、相手の存在を認めているよ、というサインだ。
だから、知っている顔の人との挨拶がないと、少し不安になるものだ。

挨拶は大切だと小さい頃から教わっていたが、極度の恥ずかしがりやだった自分は、挨拶が苦手だった。
親に回覧板を持って行けと言われても、玄関で「ごめんください」が言えず、いつも妹を連れて行って、妹に言ってもらっていた。

【モモは恥かしがり屋】

おとなになってからも挨拶は苦手で、向こうから挨拶をされたときだけ軽く会釈をする程度。
知っている人が通っても、挨拶をするのが苦で、下を向いてやりすごしていた。

そんな性格が変わったのは、引っ越しを何度もするようになってから。
こちらはその土地での新米なのだから、とりあえず挨拶だけはしようと決めた。


相手に無視されても声をかけるようにしていたら、挨拶をすることが苦にならなくなった。
それから、さらに、猫に関わるようになってから、挨拶程度の関わりがふえて、挨拶は必須になった。

猫は苦労の種になることもあるけれど、人と人を結びつける潤いの源でもあるんです。

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