シロ、いよいよケージの扉を開けてもらったそうです。
でも、まだ出てこないそうで。
古墳の丘から里親さんちへ行ったチビなんか、半年もケージ暮らしをしていたのだから、あまり心配はしてないけれど。
と、そこで活躍しているのが、ただいま里親募集中のあいちゃん。
生まれてまだ2カ月に満たない女の子。
私がシロに会いにいったときにも足に絡みついてきたり、ひっきりなしにすりすりしたりしてた子。
好奇心旺盛なとても人懐こい子猫なんです。
シロ、初めはシャーシャーしていたみたいだけれど、そのうち諦めたのか、あいちゃん、いつのまにやらクッションのまんなかにデンとして、シロは、クッションから落っこちて端っこのほうに。
きっとあいちゃんの怖いもの知らず、天衣無縫さに降参したのかな。
人間でいえば、シロにとっては、あいちゃんは、ばあちゃんとひ孫のようなものかな?
甘えんぼのあいちゃん、シロに甘えたかったのかな。
警戒心が強すぎるシロも、しゃあないなあ・・・という感じかもしれない。
人間もそうだけど、無邪気な存在には叶わないよね。
可愛くて無邪気なものを見たら、誰だって唇がゆるむもの。
そうして、自由で無邪気な言動が自然に出てくる人にも叶わない。
そういう人って、社会には必要な存在。
なにか妙な力関係で成り立っている集団にはとくに。
辛辣なことを言ってるのに憎めなくて、勝手なことをしているようにみえるが、勝手ではなく自由人。
私もそういう人に憧れていながら、現実には、他人の気持や言葉を気にしすぎる真逆な性格で、自己嫌悪していたっけ。
そのせいか、なんとなく、シロに同情するなあ。
でも、好奇心のなすまま自由にふるまうあいちゃんも、すみに置けない。
そのあどけないふるまいに、シロも心を開いて、くっついて寝てる姿を早くみたいね。