ここのところ、しばらくブログもX(ツイッター)もしばらくお休みしてまして。
なぜかというと、同時に違うことを進行させることができないので、ひとつのことに集中。
まずは、例の自分の趣味でもある片付けと断捨離。
家の中がぐちゃぐちゃのときには、たいてい、気分もぐちゃぐちゃになっている。
なので、これを定期的にやらないと、気持まで乱れてくるんです。
自分では結構、ものが少ない方だという自信があったのだが、ひさしぶりに見直してみると、とんでもなかった。
このところ地震が頻発しているし、非常用のものを置くスペースを確保しようと、その場所を出入り口に近い一階の和室の押し入れに決めてとりかかった。
我が家は古い造りなので、クローゼットなるものがない。
それで、押し入れの上段に棒を渡して洋服掛けにしている。
そして下段には普段使いの服などを入れるプラスチックケースを入れていたが、これがかなりのスペースを取っていたから、まずこれを処分することにした。
押し入れに入っているときには気がつかなかったが、出してみると、とんでもないスペースだ。
そして空いたスペースに棚を作り、奥と手前に、籠を置くことにした。
奥の方には冬物、前のスペースには今の季節に着る物やパジャマなど、見える籠だと中にはいっているものがわかるので探す手間も省ける。
奥と手前に入れることができるから、収納の量も多くなる。
やってみると、ほぼ右半分のスペースが空いて、災害時のものなどの買い置きのスペースができた。
そうするきっかけを作ってくれたのは、少し前に友人が誘ってくれた御自宅のお茶の席で眼にしたもので、その方は一人暮らしということでしっかりとさまざまなものを準備していたからだ。
数枚のソーラーパネルまで置いてあり、なにかあったときには外に出して、充電器で電気を取れるのだという。
「だって、私は一人だからね」
微笑みながらの言葉には説得力があった。
そして、そのお茶の席にいたもう一人の方からも自宅に招かれて行ってみると、これがセンスに溢れていて素敵なのだった。
今は暮らしに必要のないものであっても大切に飾ってあり、ゆったりとした空気に包まれていたのです。
お二人に刺激されて、気分を新たにしようと私も一念発起。
けれど、なるべくお金をかけまいとすれば、自分たちでやるっきゃない。
二階に置いてあって、ミーナにマーキングされたまま放ってあった桐のタンスは下におろしてきてサンドペーパーで磨いた。
入れる和服は、もうほとんど処分して中は空っぽ。
そこに、だいじに着たい服など入れて、あとは押し入れの籠の中で十分だ。
すると無駄な空間だった床の間がなんとなくすっきりとして、落ち着くことに。
最後はミーナにバリバリにされた襖を張替えをしたのだが、これがやはり素人には難しく、皺が寄ってしまったが、まあまあ使えそう。
うまくいったこと、うまくいかなかったこと、いろいろあったが、結果はとても良好で気分もすっきり。
やっぱり、他のひとから刺激を受けることって大事なんですね。
これまではただ独りよがりでやっていたのだけれど、いいことはどんどん真似をしようとあらためて感じたのでした。
3人のお茶の席での話は、それぞれに大波があった末の今の暮らしのことでした。
それぞれに、大波小波をなんとか乗り越えてきて、ふとしたことで知り合ってとお茶など飲んでいると、話は尽きない。
人生のお師匠さんは、案外と身近にいるものだなあとしみじみ思えたのです。