ハートに筋肉

夏男は、ごはんを貰ったあと、こうしてつかのま、甘えてぬくぬくとする。

華やかな衣に包まれた平安時代の女たちのドラマをちらちらと眺めていると、美貌だけではやはり弱いだろうなあという思いになる。
やっぱり、賢い駆け引きにたけ、心の強きものが残ったんだろうなと思うわけで、それは、現代にも通じること。

それにしても、あの時代、高貴な女たちはあんなに重い衣を着て、運動なとどいうことはできないだろうから、きっと体のあちこちに支障がきてたのではないのだろうかと、ロマンのないことなど考えてしまう。

そんなことを考えたのは、年末から一月にかけて、さまざまな体調不良に悩まされたから。
「花猫の会」の立ち上げを終えてほっとしていたら、今度は、その会の存続が危ぶまれるようなことが起き、そのストレスかもしれない。

公園の管理をする市役所の体制が変わると、会もどうなるかわからないという話が出ている。
これまでのことが無駄になるかもしれないという不安と、猫たちはどうなるのかという不安。

でも、市役所のことなど不安に思ったところで、どうなるわけでもない。
淡々と日常をこなすしかないと、腹をくくった。

それで、春に向かって、玄関や居間の壁の飾りを変えて気分を変え、朝の日課にラジオ体操を加えてみることにした。
心地よい習慣が、心にも筋肉をつけ、ストレスにも強くなるのだというから。

すると、重かった背中のあたりが軽くなり、動きも早くなった。
体の筋肉は何歳からでもつくというから、心の筋肉もこれからつけていけばよいのです。

【ミーナは、ときどきこんな顔をして、笑わせてくれる】

餌やりも少しだけ休んだ。
そして再び公園の猫たちのもとへ通いだしたとたん、猫へのいたずらにへたってしまいそうになった。

年老いたアズキにだけは、ねぐらのハウスを用意してあるのだが、その小屋に敷いてやっていた敷物にいたずらされ、アズキは雨の中、外に放り出された敷物の上に、しょんぼりとすわっていたのだという。

大きな犬を、平気で猫に近づける人もいる。
注意をするとわかってくれる人もいるが、まったく聞く耳を持たない人もいる。

【アズキとふじ子の微妙な関係も、先輩猫のアズキのほうから近づいて行って、これからが楽しみだな】

猫の餌やリは癒しにもなるが、ストレスにもなる。
それでも、このごろ、アズキの方からふじ子のほうに近づいていくこともあって、ほのぼのとする。

この二匹が仲良くなって、寒い時には温めあうようになってくれたらと願う。
自分を守るためにも、猫たちを守るためにも、わずかずつハートに力をつけようかと考えるのです。

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