「たにゃ」の話は、@kabukinoranekoさんのtwitterより引用しています。
このブログのほかにツイッターもしている。
ブログの内容をちょっと変えたり、全く別の内容を載せたりしている。
猫と毎日、その日暮らしさん (@natsutokawa121) / Twitter
ツイッターは反応が速い。そして、距離が離れている山の中の暮しとか大都会での暮しとか、かいまみることができて、励まされたり驚いたり・・・。実際には見ることのない情景や会うことのない相手に親しみを感じて癒される。
最近、注目しているのは、歌舞伎町に住む「たにゃ」という猫と、その猫に惹かれて餌をやり、様子をツイッターに載せて発信している方の話。twitter.com/@kabukinoraneko
なぜ注目しているかというと、その「たにゃ」という猫に語りかけるお兄さんの話が真に迫っているのである。内容を読んでいると、新宿歌舞伎町という、ちょっと猥雑な街に住む野良猫の「たにゃ」に、その人の現実がちらちらと重なってくる。ストレートに伝わってくる。
猫のツイッターは、たいていかわいいものや面白いものが多くて、それはそれであったかくて楽しいし、癒されもするのだが、そんな中にあって、厳しい顔つきでじっとこちらをみつめている、「たにゃ」の顔は、なんともいえない強烈さで、見るものの心をぐいと掴む。
なので、その方のツイッターは、もう100人のフォロワーがついたのだそうだ。すごいなあと、感心する。
飼い主がいる猫たちの、まったりとくつろいだり遊んだりしている姿の写真が並ぶなか、まったく違う顔の「たにゃ」とお兄さんの独り言のような話は、いきなりガ~ンと飛び込んできて、気になって、応援したくなるんだと思う。
「たにゃ」は、白い体毛の猫。シツポに少し縞模様ある。その「たにゃ」と同じような白猫が蓮華寺池公園にもいる。それは、シロ。
眼の色が左右で違うオッドアイの猫。美しかったその猫が、今、病気になり、今日も病院に薬をもらいに行き、姫に餌をやっている人に渡してきた。耳が化膿し、だんだん小さくなって、今ではもう根元のあたりにまで侵食が進んでいる。
病院の先生が言うことには、白猫は紫外線に弱く、免疫力が他の猫に比べて弱いのだそうだ。
捕まえて病院に連れて行こうという話も出るが、なかなか捕まらない。仕方がないから、病気の部分の写真を撮って病院に相談に行き、薬をもらってくる。そんなことしかできないことが歯がゆい。
それが野良猫の宿命だといってしまえばそれまで。
それでも、餌をやっている方の話だと、シロは薬の入った餌を食べてくれるそうで、それが救いだ。
人の手の届かない猫たちの現実はとんでもなく厳しい。