時代遅れもいいじゃない

桑田圭祐、佐野元春、チャー、野口五郎、世良正則。
昔の、ではなくて、今でもとてもカッコイイロックンローラーたち。
彼らが「時代遅れのロックンロール」を紅白で歌うのを見ていたら、なにか、胸の底からズンと突き上げてくるものがあった。

silhouette of man holding guitar on plant fields at daytime
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個性のやたら強い男たちだから、ぶつかりあってメチャメチャになってもおかしくないはず。
なのに、とてもいい具合に調和していた。

どの人も他の誰かを邪魔することなく、それでいて、らしさ、を失うこともない。
案配とか匙かげんというものを知りつくし、さらには楽しんでいるのはさすがだなあ。

photo of assorted acoustic guitars

このところの紅白って、新しい歌と古い歌がかけ離れていて、それを無理にまとめようとしているような感じだったから、見ている方もくたびれて、途中でテレビを切っていたが、今年はおおよそ最後まで見た。

若い子たちは、歌ではなく動きなんだよね。まさに、かっこよくかわいく動く絵たち。
そのわりにはどきりとするような歌詞もあったりするから、はっとして、見入ってしまうこともある。
そうではない人たちには、味わい深さとか凄みさえあって、なかなかにいい感じがにじみ出ていた。

white skyblue electric guitar and other blue materials wall decor
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とくにいい感じだったのは、桑田さんたちの歌。

なんでもいいからね、足許にあるものを拾い上げて楽しみなよ、かわいがろうよ。
時代遅れだと言われても、へっちゃらさ。

いいんじゃないか? 年を取るのも。
とにかく、いっそ、もう、楽しもうよ。

そんなメッセージが伝わってくるような・・・。

【大晦日の日のニャンコスター いつもカッコいいやつ】

時代遅れではないカッコイイ彼らをを見てワクワクしたせいか、この正月はいつもとはちょっと違う気分です。

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