なんだかなあ、なにもかもマンネリだなあと感じていた日々。
「おまえはもう、終わっている」という鬼のささやきにも納得したり。
それで、ちょっとだけでも気分を変えるために、玄関奥のスペースをちょこっと変えてみたら、これがとても便利に使えるし、しかもわくわくする。
先日買った資生堂のマークの買い物バッグもさっそくかけてみる。
ちょっとの買い物にとても重宝だ。
この感じ、いいじゃない。
それで、つぎは玄関や居間の壁をちょこっと変えてみることにした。
例によって、お金はなるべくかけずにやる。それが基本。
そして、とにかく、かわいくおもしろく。
なので、百円ショップやニトリへ行ってみると、もう、クリスマスのものがいっぱい並んでいたので、いくつかゲット。
ありきたりな絵を飾っていた白い壁に木の枠を取り付けることにして、そこに好きなものを飾ることにした。
壁の木は、夫にホームセンターで見繕ってもらい、作ってもらったもの。
これだと、壁に穴があくこともなく、自由に飾れる。
季節に応じて、飾るものを変えるのも簡単だ。
さすがに木枠をつくることは私にはできないから、夫に作ってもらう。
そんなときだけは、いつもと違って、私はかなり低姿勢になる。
そして、こんなときだけは、夫も威張り気味。
これはできるが、これは無理だと、ああだこうだとイチャモンもつけてくるが、なにしろ、こちらはお願いする身だから、「はいはい」である。
そうして、出来上がった木枠に私はいそいそと飾り付けをする。
気分だけは子供だ。
小さな孫でもいたら、一緒にやりたいところだが、そんなかわいい孫もいないので、一人で楽しむ。
出来上がって、しみじみ眺めていると、ミーナがどれどれという顔で、やってくる。
リビングダイニングのほうも、大きな三面鏡は処分し、やはり壁に木枠の棚を作り、ブックオフで買った鏡を置き、使うときにはダイニングテーブルの椅子を使うことにした。
とかく散らかりやすい化粧品や小物類、猫の餌などはプラスチックケースに入れて棚に。
これだとありかがわかりやすく、すぐに取り出せる。
友人が、「最近のルンバって性能がよくなったし、値段も安くなったから買いなよ」と勧めてくれたが、買う気にはなれない。
そのかわり、できるだけ掃除をしやすくして、これから、暖房のシーズンにもなるので、暖気の流れもよくするようにする。
電気代が上がっているから、それも節電の一つだ。
実際に、この春、部屋のまんなかにおいておいたソファを処分したら、ストーブの暖気が広く流れるようになり、ずいぶんと暖かくなったのを実感。
この冬も、無理のない程度の節電にするために、工夫をしなくては。
「電気代が上がったよねえ」と誰かに言われたら、「うちは、むしろ下がったよ」と言うのをひそかに心待ちにしているのである。