愛着

山桜にメジロ(恋人の小径)

公園に、色鮮やかな建物が出現。近くにあった「旧藤枝製茶貿易商館」の古い建物を解体し、名物だったとんがり屋根の部分を移築したものだ。


ようやく完成間近になり、足場やテントが取り払われて、今は内装の工事中。で、晴れた日差しのもとで色鮮やかに輝いている。元の建物はかなり傷んでいてぼろぼろだったが、新旧がうまく合体した建物は、公園に色どりを添え、ちょっしたランドマークになりつつある。

一月ほど前に水が抜かれ、水の入れ替え作業のために泥田のようになっていた池にも水が入り始め、ようやく以前の景観を戻してきて、魚や鳥たちもきっとほっとしていることだろうね。

このところ風が強く寒い日が続いているせいか、富士山は、いつも美しい。でも、富士山て繰り返し見ていても飽きないのはなんでだろう。遠くに富士をみながら、古墳のまわりでは家族連れなどがピクニック。

こういうところで食べるおにぎりはおいしいだろうなあと思いながら横目で通りすぎた。

帰り道、恋人の小径の山桜の枝にはメジロが止まり、花がついた枝から枝へと楽しそうに遊んでいた。そばにカラスがいるよ、気をつけてね、と声をかけて坂道を下った。

家に帰ってからは、長年使い込んできたソファーを一大決心をして解体することにした。どこに引っ越しても、いつも居間に置き、我が家の波乱の歴史をみてきたはずの物。けれどいよいよお疲れ様という風体になってきて、そのままでは捨てられないので、解体することに。

横浜のマンションに住んでいる時に買ったものだ。それから何度も引越しをし、いろいろなものを処分してきたが、これだけは愛着があってお別れができなかった。そして、大阪で布地を張り替えてもらって生まれ変わり、さらに愛着が深まった。

節目のたびに、大量にあった本や洋服など、ほとんどの物を整理してきて、わずかに残っていた段ボールをあけてみたら、昔の息子の絵が出てきて、そこにはやっぱり、このソファーがあった。息子は、この頃、母親が明けても暮れても原稿に向かっているので、たいそう不満を抱いていたようだ。


しばらくすると、三毛子は猫棚から高見の見物。

座面や背凭れの布は張り替えたから、まだしっかりしている。このまま捨てるにはしのびないと、きれいに剥がして洗った。だけど、なにに使おうか?

厚地だからトートバッグなんかにいいかな。とは思うものの、不器用だし、肝心のミシンも処分してしまった。はたして、この布のつぎなる形はどうなることか、なにかいいアイデアでこの布を再生させてやりたい。

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