美しきもの、楽しきもの

池のほとりを歩いていると、いつもみかけるシラサギとは違う、大きな鳥がいた。あまりみかけない鳥だ。調べてみるとアオサギだということ。とても端正な、ちょっと鶴にも似ているような美しい鳥でした。

いつもとは違う道を歩いて行くと、大寒に入ったのに、なんともう、桜が咲いてました。毎年、蓮華寺池公園の中で、一番早く咲く桜。ほかよりも一等最初に咲きたいのよと言いたげに。数えると、ほかの枝のはまだ蕾が固いのに、ほんとにこの枝の先にだけほんの数輪。この寒空に可憐というか、けなげというか。

そしてそこから少し下ったところの梅は、もうこんなに咲いていて、ほらほら、ぼうっとしていると、あたしたちのきれいな姿を見逃しちゃうわよ、といわんばかりにたくさん。

先日の日曜日には、博物館前の広場に数台のキッチンカーが並んでいて、おいしそうな匂いをあたりに漂わせていた。大好きな豆大福もあって、ああ食べたい、ダメダメ、これ以上太ってはダメ、でも食べたい・・・と、頭のなかを二つの思考がぐるぐる状態。

このパエリアの店主は、フラメンコギタリストと書いてある。ますます興味がわくけれど、なんとかスルーした。

すると、こんな人たちもいて、キッチンカーのまわりで楽しそうに遊んでいた。グループは、こんなふうにしていろんなところに遊びに行ってるんだとか。そんな休日の楽しみ方もあったんですねえ。

オミクロンはどんどん急拡大して、不安も急拡大。それでもこんな元気で楽し気な人たちをみると、なんだかほっとする。ちまたに、あまり元気そうな人や楽しそうに浮かれている人をみかけなくなって久しい気がするから。

ときどき、思うのは、猫もコロナになるのかな、ということ。どうもなるらしいのだが、人にはあまり影響がないらしい。けさ、ベランダで洗濯物を干していたら、ひさしぶりに出した椅子の匂いを三毛子が執拗に嗅いでいた。

この椅子は、私がチビに餌をやるときに使っていたものだ。チビもしきりに顔や体をこすりつけて匂いをつけていたから、その匂いが残っているのだろう。
チビ、こんなところに気配を残していたなんて、思いもかけなかった置き土産だね。三毛子がいたからわかったことでした。

チビは、俊敏だが性格はおとなしく、ときおり私の顔に自分の顔を近づけてきて、まるでキスをするような仕草をした。懐かしい! それで、三毛子にも同じようにすると、三毛子も顔を近づけてチュッとする仕草をしてくれた。

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