そして同じ白猫つながりのシロも、ちょっとふくよかに。カラーももうじき取れるようです。こちらもたにゃに負けじと生命力強いですね。年齢も同じくらい(シロは13歳)のようです。そして、あちらはオスで、こちらはメスですが。
猫たちの健気さと頑張りに刺激されたのか、私もひさしぶりに小説を書きたくなって、書き始めました。
もう何年も、というか10年以上も向き合っていなかったから、書き方も忘れてしまっているけれど、夢中になっている。
それでミーナは、このごろ、私のそばにきてもかまってもらえないので、夫の方に行く。
けれども、どうも夫では物足りないのか、しかたなく私の隣りでふて寝する。
ミーナが寝ている座布団は、30年も使いこんでいたソファを解体したときに出た背凭れの部分。
骨組みは分解して処分。背凭れや座面も解体。でも生地はしっかりしていたし、途中で張り替えたものだから捨てるにはしのびなかった。
それで、リメイクしようと考えて、大阪に住んでいた時に小説のサークルで知りあった友達に頼んだ。
そうしてできあがったものは、そこらで買ったものよりもよほど座り心地がいいので、いつも使っている。
ほったらかしのミーナ、なにかと寄ってくる近所の野良くんを眺めているが、飽きると、そばにじわっと寄ってきて、「あたし、そっちに坐りたいんだけと」と、猫語。
自分のクッションに坐らず、他人のものがよくみえるのか、私の方に坐りたがる。
なので、ちょっとずらして横に寝かそうとすると、それではだめだとばかり、じわじわと押してくる。
まるで、満員電車の座席に無理やりお尻を押し込んで座る人みたい。
しかたなく、私は座布団を譲ることになる。
そんな攻防が毎日続き、小説のあいまに、コーヒーでもと思い立ち上がると、さっきまで熟睡しているようにみえたのに、いきなり起きてきて、私のまわりをうろうろしだす。
「あたしにもおやつ!」とまた猫語。
そんなやりとりが増えてきて、ミーナと私の猫的会話は広がっていく。このままいくと、私たちはすっかり、二人の不思議な世界に入っていきそうだ。