古墳– category –

当時、絶望的になっていた私に、猫たちは、なに深刻そうな顔してるねん、それより、はよ餌くれ、とねだり、つい笑ってしまう毎日でした。

まだ、チビとまるこの餌やりに、古墳の丘に通っているころに、譲渡会に行ったことがあった。 それこそ、目鼻立ちがかわいい猫やきれいな猫もいたが、私がみとれたのは、黒い普通の子猫だった。

晴れ晴れとした富士が見える古墳の丘で出会った、年配の男女4人の彼ら。 素敵な彼らと素敵な時間。

やっぱり、天の力というのはすごいね。地球とか月とか、星々とか、どれほど理論で説明をされても、そんなの関係ないよといいたくなるほど、ただただ、スケールの大きさに心が震えた。

なんだか急に、まわりがひっそりとして、気持がひんやりとしてくるときがある。そういう時は日向に出て、手のひらを上にして、眼をとじてみる。じわりと、温かくなる。

○○だからできない、という言い訳めいた言葉を出すかわりに、○○だからできるかも、と言う言葉に置き換えてみよう。言葉には、自分が思っているよりも力がありそうだ。