そうかと思うとシロのほうは、毎晩夜泣きがひどくて、日向っ猫さんを困らせているようです。
そんな話を聞くと、申し訳ないような気になります。
きっと大変だろうなあと。
日向っ猫さん、シロをケージの外に出す前に脱出予防の対策にかかっておられるようですが、なんとかこの難題を乗り越えてほしい。
一難去って、また一難、というやつです。
でも、これまでいろんな猫たちをみてきた日向っ猫さんですから、大丈夫だと思っています。
シロは、元気になったとたん、今度は外の暮しが恋しくなったんだろうね。
なかなかすんなりとはいかないですね。
うってかわって、シアワセそのものという感じのまる子です。
あの、まる子さんからまた、写真が届きました。
まる子は、去年の五月までずっと公園の古墳の丘でくらしていた猫。
古墳の丘の女王を五年もつとめあげて、里親さんとの許へと行ったのですが、もとは捨てられてしまった猫ですから、誕生日がわからない。
それで、まる子ママの誕生日と一緒にしたのだそうで、その誕生日祝いに着物を着たそうです。
まる子ママ、インスタグラムのフォロワーさんに、まる子と家族3人のステンドグラスも作ってもらったのだそうです。
古墳の丘で撮った写真をもとにして作ってもらったんだって。なので、バックは古墳の風景。
まだまる子が古墳の丘にいた頃、私が帰ろうとすると、哀し気な声を出して追ってきたまる子。その子が、こんな幸せを掴むなんて想像もできなかったことです。
運命というものがあるとしたら、たにゃもシロもまる子もきっととても強いものなのでしょう。
そして、猫たちと一緒に暮らす人たちにもその運は分け与えられるというもの。
猫を迎えてから、いいことが訪れたり、家族の結束が強くなったりすることは少なくないようですし。
ツイッターには、日々いろんな猫たちが登場します。
明日をも知れない命の子もいれば、ようやく命を繋いで元気になった子もいる。
みんな、それぞれ、運命だといえばそれまでだけど、たとえ、かなしい運命を持って生まれた子でも、きっときっと巡って、みごと、逆転することを信じていたい。
もちろん、人間だって。
そんなことを考えながら、9月はずっと小説を書いてました。
久しぶりだったけれど、なんだか、私ではない誰かが私をこっちこっちって導いてくれているような気がして、素直にそっちに進んで行って、なんとか最後までたどり着けました。
もちろん、主人公は猫たちですが・・・。