まる子さんがひなたぼっこ。ずいぶんおしゃれなベランダですね~。
古墳の丘から、運よくおうち暮しになったものの、ずっとベランダに出るのさえ怖がっていたというまる子。
きっと外の世界には戻りたくないと思って、怖かったのかなあ。
でもこの春頃からベランダデビューを果たし、いろいろと楽しんでいる様子。
今はだいぶ慣れた様子で、去年の桜の花の下で遊んでいたことでも思いだしているのでしょうか。
それとも、こんな日々のことでも思い浮かべて、あの頃は大変だったなあと思っているのでしょうか。
まる子さん、もうこんな日々に戻ることはないから安心して、ママとのコーヒータイムや風を楽しんでね。
今、古墳の丘ではいろんな生き物たちが奮闘していますよ。
とくにキツツキさんはもう、コンコンコンと激しく木の幹をつついて、スイートホームを建設中なんです。
まる子さんもこの音には聞き覚えがあるはずよね。きっと毎年、この音を聞いていたんでしょうね。
キツツキさん、いい家を作っていいパートナーをみつけて、子孫を残すために懸命に頑張ってます。
キツツキさんが穴を掘るのを一休みして、ちょっと飛び去ったので、カメラの望遠で覗いてみると、こんなに深い穴が・・・。
固い木をコンコンとつついて、さらにつついて、そうしてこれほどの巣穴をつくる。
最初の一突きはほんの小さな傷にしか過ぎなかったでしょうに、ただただ感服しちゃいます。
「5時になったらつつくのをやめちゃったよ、まるでサラリーマンみたいだなあ・・・。」
これは、長くサラリーマンをやってきた夫の言葉。
きっと自分と共通するものを感じたのでしょう。
今は男だ女だという時代ではないけれど、昆虫や動物、鳥など、生き物の世界はオスとメスの役割分担はしっかりと生きていて、それがないと子孫を残すことはできない。生き物の原点なのよね。原始の世界。
たぶん人が動物に惹かれるのは、単純に生きてるように見えるから。
絡み合ってこんがらかって、心がくたびれてしまったときは、やっぱり原点に戻ってみたくなるものだから。
ミーナ(三毛子)の好奇心も、原始の心。それにしても、なんとまあ、まる子さんちのベランダにくらべて殺風景なベランダでしょう。もうちょっと考えてみましょうか。