猫はシッポで

平野歩夢選手

テレビには盛んにオリンピックの話題や映像が流れています。好きなのは、スノーボードハーフパイプ。まるで人が空を飛んでいるみたいで、とてもダイナミック。なんの動力も使わずに、ボード一枚で空を飛んでいる感じがたまらない。

子供の頃、この季節には、家の裏の長い坂道に友達と一緒に水を流して凍らせて、ソリで滑って遊んだものでした。あのころにはもちろんスノボーなどなくて、こんなふうに人が空を飛ぶなんて想像もできなかったこと。

コタツに入ってオリンピックの中継を見ていると、三毛子は横にきて寝転び、長いシッポをゆったりと揺らしてお喋べり。話しかけるとさらに大きく振って応える。
指の先に触れる感触は心地よく、癒される。

なので、しょっちゅう触りたくなるのだが、三毛子は遊び盛りで、なかなかゆったりとした時間はとれない。遊び回って、くたびれるとすぐに寝てしまう。

激しく動いているかと思うと、朝から晩までひがな一日、外を眺めていたり・・・。わけがわからないのが、猫という生き物。

古墳の丘にいたまる子はシッポは長くはなかったが、坂道の上で待っていて、私をみるとシッポをピンと立ててあとをついてきた。チビは、たえずあたりに気を配っていたから、ゆっくりとシッポで話すというところまではなかなかいかなかったけれど。

最近、昔々の同窓生たちとのラインが始まって、それぞれ住んでいる場所も全然違うのだけれど、季節がら「えんぶり」の話になり、冬の遊びの話に発展する。

狛猫     「里の秋」さんの写真

父は器用で、ソリもスキーも父の手作りだった。他の子よりも滑りがいいのを作ってやると言い、気を入れていましたっけ。子供たちみんなで雪を集めて作ったジャンプ台で、みな、スキージャンプもお手のもの。誰が一番遠くまで飛ぶかという競争は、気持はオリンピック!

冬は寒いというより、一年中で一番楽しい季節だったのです。

2月8日の富士

今日は全国で荒れ模様の天気。先日の富士も、三重の傘雲でした。この雲の傘は雨が降るときの前兆。今日あたりは、かなりまた雪が積もっているのではないでしょうか。

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