私が一番先に咲く

今日は朝早くに眼が醒めてしまい、手持無沙汰。
それでさっそくに、歩きに行った。

蓮華寺池は今、大半の部分を蓮の葉に覆われて、花はまだ。
池のほとりに小さな睡蓮の花が咲いてはいるが、大ぶりの蓮の花が咲き乱れるのはもう少し先だ。

【最盛期にはこの全面が、蓮の花に覆われる】

先を歩くカップルが、何やらもめている風。
聞こえてくる話を聞けば、「藤枝なのに、藤の花がどこにもないじゃん」という。

よけいなお世話かなと思いつつも、藤はもうとっくに終わりましたよ、今はあじさいで、これからは蓮の花」と声をかけると、「ええっ、せっかく伊豆からはるばるきたというのに」とがっかりした様子。

あげくに、一面に広がる蓮の葉を、わさびの葉っぱですかね、と言う。

【早くもひまわり、一番乗り】

そんなカップルをあとにして、久しぶりに古墳の丘へと上り、瞑想。
あいにく富士はみえなかったが、リフレッシュして下に降り、池の周りを回っていると、うねうねと蓮の葉が続く池にポツンと一つ咲く花が眼に入った。

あたりを見回してみるが、ほかに咲いている花はない。
まるで、私が一番よ、一番に咲いたよ、とはしゃいでいるように目立っていた。
たった一輪咲く花は、気高くて天上の花という感じがする。

今の私が一番気にかけているのは、アズキのこと。
それで、いつもの場所に立ち寄って声をかけ、撫でてやった。
保護に失敗してからはずいぶんと警戒されていたが、ようやく距離感も戻ってきてひとまず安心だ。

なにごともそうだけれど、誰よりも一番先を行くのは、度胸がいるものだ。
二番目とか三番目あたりがいいと思っていると、どんどん、後ろからくるものに追い越され、いつのまにやらビリになっていることもある。

我が家の一番は、ミーナ。
保護したばかりの頃に作ってやった段ボールのトンネルが、今でも一番のお気に入りで、ひさしぶりの箱入り娘。
三つ指ついて、御挨拶!

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