寒い日が続いていますが、皆さん、お変わりないでしょうか。
ずっとあったかい日が続いていたので、体がちょっとびっくりしちゃいますね。
慌てて真冬の防寒着など出すついでに、気に入っていても、あまり着ないものや使わないものにさようならをしました。
これまで絶対に捨てられないと思っていた、なじみ深いぬいぐるみや人形、親の形見として残しておいた古い物たちも、供養してから別れを告げることにしたんです。
もうおじさんの年齢になった息子の写真などは、アルバムに貼って送ることにして。
身の丈にあった暮しをするには、やはり、今、必要なものだけにしぼっておきたいから。
これまでも整理はしてきたはずだが、どうしても心が残ってしまったそれらとの別れを決めたあと、後悔するかと思っていたのに、ふっと肩のあたりが軽くなったことに気づきました。
これって、なに? ずいぶんと気が楽になったじゃん。
なんだか、長いこと体のまわりをぐるっと取り囲んでいたものが、すっと離れていったみたいな爽快感。
なんと、別れを告げた物たちからの、思いがけずの贈り物になったんです。
いっときは大切にされたものの、なかなか活用されなくなった物たちにとっても、いい区切りになったのかもしれません。
昨年は、古墳の丘のチビとまる子の里親探し、今年は夏から秋にかけての、近所猫たちや病気猫のシロの受け入れ先探しに追われ、それらが一段落してほっとした秋ごろから、なんだかなにもする気がなくなり、ぼんやりすることが多くなっていたのです。
それで、始めたことだったんだけれど、心に思わぬ効果が出ました。
カッコつけていえば、素の自分に戻る作業だったようだ。
本当に残したいものだけをまとめたら、これまで膨大にあった原稿や本も、たった4個の段ボールに収まってくれて・・・。
それでもまだ多い気がするけど、完璧はよくないのでとりあえずはこれでおしまい。
そうしているうちに、長年の友達から、形のある贈り物も届きました。
あったかそうな、手編みの赤いハンドウォーマーも添えてありました。
としこさんの絵はいつも淡いタッチなのですが、ご本人はウィットに富んでいて、とても楽しいのです。
さて、すっきりとして風通しがよくなった心の煙突に、サンタさんは何を入れてくれるのでしょうか。
楽しみです。