形のない贈り物

紅白なかよく、ボケの花      写真 お散歩カメラマンのKさん

寒い日が続いていますが、皆さん、お変わりないでしょうか。
ずっとあったかい日が続いていたので、体がちょっとびっくりしちゃいますね。

慌てて真冬の防寒着など出すついでに、気に入っていても、あまり着ないものや使わないものにさようならをしました。
これまで絶対に捨てられないと思っていた、なじみ深いぬいぐるみや人形、親の形見として残しておいた古い物たちも、供養してから別れを告げることにしたんです。

もうおじさんの年齢になった息子の写真などは、アルバムに貼って送ることにして。
身の丈にあった暮しをするには、やはり、今、必要なものだけにしぼっておきたいから。

これまでも整理はしてきたはずだが、どうしても心が残ってしまったそれらとの別れを決めたあと、後悔するかと思っていたのに、ふっと肩のあたりが軽くなったことに気づきました。

これって、なに? ずいぶんと気が楽になったじゃん。
なんだか、長いこと体のまわりをぐるっと取り囲んでいたものが、すっと離れていったみたいな爽快感。

なんと、別れを告げた物たちからの、思いがけずの贈り物になったんです。
いっときは大切にされたものの、なかなか活用されなくなった物たちにとっても、いい区切りになったのかもしれません。

【この写真、チビとまる子の様子に似ている。】
友人が餌やりをしてくれている猫たち。
チッチと秋ちゃん

昨年は、古墳の丘のチビとまる子の里親探し、今年は夏から秋にかけての、近所猫たちや病気猫のシロの受け入れ先探しに追われ、それらが一段落してほっとした秋ごろから、なんだかなにもする気がなくなり、ぼんやりすることが多くなっていたのです。
それで、始めたことだったんだけれど、心に思わぬ効果が出ました。

【この子は、春ちゃん。上の写真の秋ちゃんとはきょうだい。】
模様が似ている。

カッコつけていえば、素の自分に戻る作業だったようだ。
本当に残したいものだけをまとめたら、これまで膨大にあった原稿や本も、たった4個の段ボールに収まってくれて・・・。
それでもまだ多い気がするけど、完璧はよくないのでとりあえずはこれでおしまい。

そうしているうちに、長年の友達から、形のある贈り物も届きました。

あったかそうな、手編みの赤いハンドウォーマーも添えてありました。
としこさんの絵はいつも淡いタッチなのですが、ご本人はウィットに富んでいて、とても楽しいのです。

さて、すっきりとして風通しがよくなった心の煙突に、サンタさんは何を入れてくれるのでしょうか。
楽しみです。

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