公園のシャラの木の花が満開。朝に開花し、夕方には落下する一日花。白くはかなげな花。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
平家物語の冒頭に出てくる沙羅双樹。シャラの木のいわれとされているが、実際には、シャラの木と沙羅双樹というのはちがうようだ。
私は古典とか歴史とかに興味があるほうではなかったが、教科書に載っていたこの冒頭文だけは、いまだに頭に残っている。琵琶の音がジャランと鳴って、この物語が始まるようなイメージとともに。
沙羅のいわれもよく知らないままに、山形にいるときにはシャラの木を植えて毎年、白い花が咲くのを楽しみにしていた。そして今は、公園のシャラの木の花を楽しんでいる。
さらに、初夏のこの季節の楽しみといえば、野イチゴや桑の実。中学のときの同窓生のKさんは、ときどき、メールと一緒に写真も送ってくれるのだが、最近のメールに桑の実の写真があった。これを煮てジャムにするとおいしい。マルベリージャムだ。
この濃い紫色の実、けっこう甘くておいしい。一つ食べると、またつぎ、というふうに、もうどんどん食べたくなって止まらなくなる。
果物はどれも大好き。おかげで体重のコントロールが難しい。まる子の里親さんから送られてくる写真をみると、まる子もそれなりに努力している? ようだ。里親さんはよく遊ばせている様子。キャットタワーに登らせたり、おもちゃを使って走らせたり。
このスイカのボールみたいなのが大好きで、転がしてやると喜んで走り回るのだそう。
と、こんな調子でダイエットに励んでいるようだ。やっぱりだいぶ体がしまってきたみたい。私もまる子を見習って、少し食い意地を抑えねば。