メタセコイア

メタセコイアの花言葉は、平和。
たしかに眺めていると樹形が美しく、心穏やかになる樹木。
緑の色も明るく、和名は曙杉だそうだが、杉のように暗い色ではない。
その葉っぱもきれいだ。

藤枝市の総合運動公園の道沿いにある並木道は、いつ通ってもはっとするほど心惹かれる場所だ。秋の紅葉の時期にはこの葉が黄色く染まって、ちょっと異国の道路でも走っているような気分になる。

花言葉が「平和」というのもいいよね。 
今まさに、世界はそれを求めているんだもの。
車を降りてしばらくこの道を歩いて行くと、いつも気分が落ち着いてくる。
心にとどまって気にかかっていることも、小さなことに思えてくる。

そしてこの場所からそう遠くないところには、ときどき行くお寺さんがあって、猫が待っていてくれる。

平和そうな顔して、二匹、ひなたぼっこしていた。
いいな、こういうの。眺めているこっちの心もひなたぼっこしている気分。あったかくなってくる。
ここの猫たちのいいところは、お寺という場所がらいろんな人が訪れるので、人馴れしているところ。
近づいても逃げず、こんなふうにのんびりしていてくれる。
こんな、神社のような猫ハウスを作ってもらって、しあわせだね。住職さんが作ったのかな?

そしてそこから、いつものように蓮華寺池公園へ。
ひさしぶりにまる子の里親さんに出会い、一緒に古墳の丘へ
坂道の途中で姫が待っていたので、餌をやりながら耳の様子をみる。

状況はあまりよくないが、ひどくもなっていない様子。餌やりさんに渡した薬が少しは効いているのかもしれない。このまま、なんとか持ちこたえてほしい。

帰り道、アズキが、このあいだやったチュールがよほど気に入ったらしく、ねだるように使づいてきた。
薬がきいたらしく皮膚炎も治り、また元の体毛に戻っている。
そのアズキと遊んでやっている方がいた。

公園にやってくる人はいれかわりたちかわり顔ぶれが変わる。なのに、アズキバアバは不動の人気者。器量が悪いとこは愛嬌でカバーするよ、と教えてくれる猫だ。
いつも一緒にくっついていたヒジキが虹の橋を渡った時には、さびしそうな声をあげ、弱った様子だったけれど、すっかり回復した。

そんなアズキをみていると、時の力って大きいんだなあと思うのです。
ひどいショックを受けて立ち直ることなんてできないようなめにあっても、残ったものは生きていく。
だから、なにがあっても、きっと大丈夫。そう思うのです。

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