世界に一つだけの花、という歌がある。だれしもが世界に一つだけの花なのだと歌う。じゃあ、自分が花となって咲いたのはいつだったっけ?
なんて考えると、ちょっとさびしくなってくるので、今は、ときどき、小さな雑草のような花でも咲かせようとすればいいんじゃないかって考えている。
先日、三毛子のために作ったキャットウォーク。これがけっこう歩いてくれて、見ている方も楽しい。こういうのも、小さな花の一つかもしれない。
なんとか、やんちゃ三毛子の興味を家の中へ引き込もうと、いろいろお試し中なのだ。なかなか一筋縄ではいかないが。
そして先日は、古墳の丘でみた昼下がりの月がすばらしかった。
まさかこんな時間にと思ったが、ふっと見上げると上に月が。おまけに、そばを飛行機が飛んでくれて・・・。あの飛行機はどこへに飛んで行くのかなあと、しばらく眺めておりました。
そして、今日の富士は、青みがかった男らしい富士。本当に富士山は毎日違う顔なんです。
そんな富士を遠くに臨みながら、私も丘の上の樹木たちに習って、木になってみました。ずっとずっとここに立ち続けて、時代や季節、さまざまな人々をみつめてきた樹木たちのあいだに立って。
ここに立っている樹木には、どれだけ力をもらったことか。夏には日陰を作ってもらい、とても助かったものでした。チビとまる子のかくれんぼのときにもよく役にたちました。チビはよくここの木に登っては高みの見物をしていたものでした。
あの子たちにも花が咲いたんですね、きっと。さて、今度は自分の番? そして、あなたの番?
毎日一つずつ、小さなかわいい花を一つずつ・・・。