今は、一年のちょうど真ん中、夏至も過ぎ、いよいよ後半に突入だ。
新たな気分で後半戦に臨みたい気分。
不調だった心も体調も、とりあえずは回復基調。
なので、これから年末までの目標を立ててみた。
まずは、小さな習慣から始めてみる。
なぜか、最近は朝早くに眼が醒める。
それで、涼しいうちに庭仕事をすることにした。
ミーナと朝のスキンシップをすませて、庭の木や花とお喋りをするようにして手入れをする。
けさは草取りをしたあと、ミニ菜園から野菜を収穫。
それから、ラジオ体操とフラ。
フラの動画を見ながら、腰を振ったり回したり。
フラは一度やったことがあるから、初歩の動きならだいたいできる。
これをやると、腰痛になりにくくなる。
そして、一日のスタートが楽しくもなる。
だって、音楽を聴いているだけでもいい気分になるからね。
そして、なによりの優先問題は、オーバー気味の体重を二キロ減らすこと。
甘いものは欠かさなかった生活にしばらくはさよならだ。
けさ、計ったら、体重がなんと史上最高だった。
たぶん、ストレス太りだろう。
きっと食べることで、解消していたんだね。
だから、体をなるべく動かすことにする。
これは、もう死活問題だ。
公園を歩くだけでなく、坂道を週に二度はのぼって、古墳の丘まで行くことに決めた。
どれも、それほどハードではない。
しかも、その日の体調にあわせてすればいい。
そんなこんなを考えていた先日、山形にいたときの知りあいから、サクランボが届いた。
横浜にいるときには車の免許を取るつもりはなかったが、田舎で車は唯一の足だから、40歳を過ぎてから免許を取り、車を買った。
そのときに世話になった営業マンだった。
山形を離れてもう25年もたつというのに、それから毎年のようにこの季節になると、サクランボを送ってくれる。
赤くて小さな愛らしい実を見るたびに、彼の人懐っこい笑顔を思い出す。
山形のことを忘れてほしくないからだと彼は言う。
忘れるわけはない。
時間がたつにつれて、いい記憶だけが残っていく。
ありがとうの電話をし、彼の笑い声を聞いて、ふっとしばらく連絡をしていなかった人のことも思い出し、ひさしぶりに電話をしてみた。
疎遠になっていたのに、ほんのわずかな時間で元の親密さに戻った。
時間や距離が遠ざかっても、きっと人は記憶の中から飛び出して蘇るんだね。
今年の後半は、置き去りにしたままだった記憶も大切にしていこうと思う。
そうすれば、その記憶の中から立ち上がってくる過去の自分も大切にできるから。