変身!

春とは思えないような寒さがやってきた。やはり「彼岸じゃらく」はこっちにもきたようだ。
関東のほうには停電の注意報が出て、雪も降ったというニュース。

そんな寒い日には、心があったまることをしたくなる。
長年使い込んだソファーを解体して処分し、残った生地をなにかに利用できたらと以前にブログに書いたら(愛着、という題で)、大阪の友達が早速にバッグを作ってくれたので、それに少し手を加えてみた。

【この生地がソファーだったころ】

バッグの底の形を安定させるために、何かないかなあと探していたところ、ちょうどいいのがみつかったので敷いてみると、グッド! 大きさも手頃だし、マチもあるから重宝しそうだ。便利に使わせて頂いている。
よくみると、生地の裏地と表地をついであって手が込んでいる。

【三毛子が早速、匂いを嗅ぎに参上】


なんせ、ソファーの生地だから、ずいぶんと縫いにくかったようで、申し訳ないような・・・。
余った生地は座布団にしてくれるそうて、それもまた楽しみだな。愛着があったので、ゴミにしてしまうのは忍びなかったから。こんなふうにまた変身して身のまわりにあるのはうれしい。

ついでに、自分も変身できたらいいのになあ・・・。変身願望はいまだ衰えていないが、無理は禁物。なので、まずすっきりとした暮しから始めようかと。

【馬子にも衣装と思い、つけかえた首輪は一日で外されてしまった】

今までは、ソファーのない暮らしなんて考えられなかった。ソファーがなくなった今は、居間が広くなり、掃除も楽になった。そのうえ、キッチンに立っていても、これまではソファーの陰に隠れていた三毛子の様子もよく見えるようになった。
しばらくはこのままでいいかなあと思っている。

それで、三毛子をみながら、遅ればせのお彼岸団子を作ってみた。白玉粉を練って茹でただけだが、けっこううまくいって、上にのっけたのは、このあいだ煮て冷凍しておいた小豆と抹茶アイス。

もう、好きなものばかり入れて、とりあえず変身願望は横に置いといて、抹茶をたてて味わった。

同じあずきでも、蓮華寺池公園のアズキは、誰がどういうわけでアズキという名前をつけたのかはわからない。アズキバアバともいわれている、おばあさん猫。このひと月ほど前に設置してやったハウスを覗くと、どうやら入ってくれている様子でほっとしている。いくらここで馴れているとはいえ、老いた身には今日のような寒さはこたえるだろうから。

アズキ~と呼ぶと、しわがれた声で返事をし、足許に寄ってくる。そうして、こんなふうにして前脚をそろえ、フミフミをしてくれる愛らしい猫。どうみてもかわいいとはいえない風体だけれど、この子を気にしている人は少なくない。

そして、ときどきかなり弱ったりもするが、そのたびに回復する、みかけによらずタフな猫でもある。
いつも餌をやっている人が、「猫の回復力ってすごいね」と言って驚いていた。

昨年の夏ごろにもかなり弱って、その様子をみて、引き取って最後を看取ってやりたいと言ってくれた人もいたけれど、急に環境を変えるよりも、長年住み慣れたこの場所にいたほうがいいのではないかということになり、アズキバアバはバアバながら、今日も元気なのだ。

池のそば、ロータリーのラナンキュラス

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