8日目のシロ

センニンソウ


7日の深夜から朝にかけては、すさまじい雨と雷だった。
その音に眼が覚めて思ったこと。
ああ、よかった。シロを保護できて。こんな夜に血を流しながら耐えているなんて。

しみじみとそう思いながら、屋根を叩く雨音と鳴り響く雷鳴をベッドの中で聞いていた。

【今日のシロ カラーに少し慣れてきた感じがする。】

そのシロは、術後8日目。ケージ暮らしにもだいぶ慣れて、ご飯も排泄もうまくいっているようだ。保護できた日の前日は、餌を食べても動かず、じっと背中を丸めていた。

あれは、きっと、痛みに耐えていたのかもしれないし、もしかすると、もうくたびれたから早く捕まえてよと訴えていたのかもしれない。
シロのためだけでなく、これまでシロの病状を気にしていた人たちにとっても、救いになった。

ところで、ツイッター上で知り合った人が寄せてくれたコメントによると、シロは私の縁をあちこちにつないでくれた神猫だということだ。
そう言われて、なるほどなあと思った。

シロを救うために、関わってきた人たちの輪は広がって、今ではまるでシロの応援隊。
そして、人付き合いの苦手な私を、温かく魅力あふれる人たちにつないでくれた。

【開きかけたオニバスの花 とてもめずらしい花】

今日だって、昨夜、連絡が入った迷い猫のことを話しているうちに、その猫がいた近くのスーパーに貼り紙をしたらと提案してくださった方がいて、話しているうちにポスターの制作を頼むことになった。
その人は仕事が忙しいのにもかかわらず、快く作ってくれて、夕方にはスーパーに貼ることができた。

そして、花束ともいえないような小さな花を渡したら、あとで生けた写真を送ってくださった。
写真を見ると、まるで花が笑っているようだ。

ほんの些細な花だったのに、こんなに素的にしてくれるなんて、できあがったポスターも可愛くて、これなら目立って、早く飼い主さんがみつかるんじゃないかという気がした。

たしかに、シロは神猫かもしれない。来週末には、晴れてカラーがとれるそうだ。そうすればシロに会える。待ち遠しい!

※ 写真の迷い猫に心当たりがある方、トップページの右上の問い合わせをクリックして頂くか、(スマホの場合は、一番上の写真右上の三本線をタップしていただくと、出てきますよ)御面倒ですが、下記までお願いいたします。
メールアドレス  primaro@ab.thn.ne.jp
日向っ猫 Instagramを開いて検索 @hinatakko222

※ この猫は、10日に連絡があり、飼い主さんがみつかりました。スーパーに貼ったポスターが決め手となったようです。
やっぱりかわいいポスターが目立ったのかな。ご心配、ありがとうございました。ビショップという名前だそうです。

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