暑い日が続きます。皆様、くれぐれも無理をなさらないように。
古墳の丘に向かう坂道は、今、蝉時雨のまっただなか。帰り道はひぐらしの声が響いてきます。ひぐらしの声は、小さいころの夏の日の夕暮れを思い起こさせます。
まる子からも、暑中見舞いが届きました。新しい首輪を作ってもらったそうです。去年とはうってかわって、幸せで安心な夏を過ごしてます。
巨大スイカも食べた?
私は、ワクチンの接種後に熱が出てずっとダラダラ。お裾分けして頂いた、このスイカばかり食べてました。けれども、体のほうは、なかなかすっきりとしない。なにか、噂によると来年あたり3回目もあるとかないとか・・・。ウイルスはどんどん強力になっていき、人間の力の及ばない先を走っているようです。
でも、そばにいる三毛子は元気!
今はお家の中だけで過ごす修行中。悲しげな声で外に出たいと鳴き声をあげるから、できるだけ遊んでやる。こんな寝顔をみていると、好きなようにさせてやりたいと心が折れそうになりますが、外に出ると、それはそれでまた七難八苦がありまして。いったいどうすればいいのかと、こちらもストレス。
ダラダラと過ごしながらも、毎日、古墳の丘へは行く。チビの見守りだ。チビは、ここ数日は雷のせいで出てきたり出てこなかったり。今年は蓮花寺池公園で催される花火大会がないからまだましだが、すぐ近くで花火が打ち上げられるときの恐怖は想像もできない。そのトラウマのせいか、まる子も異常に雷を怖がるそうだ。
野良猫のことを自由猫という人もいるが、その現実はといえば・・・。今日餌をくれた人が明日もくるとはかぎらない。悪意のある人の標的になるかもしれない。寒さや嵐の恐怖など。病気になっても、病院にかかることがむずかしい。
それでも、猫は、そのときそのときのいい気分を楽しむ才能を持ち合わせている。大阪にいるときの動物病院の先生は、猫はとても楽天的なのだと言っていた。チビも、別れてくるときには、しっぽを振ってご機嫌の挨拶をしてくれる。
さいわいまる子のお尻の病気は、清潔な環境に変わったせいか、改善したそうだ。古墳の丘にいる頃は、患部を写真に映し、病院で病状を説明し、薬を処方してもらって餌に混ぜていた。よくなったり悪くなったりを繰り返していたのだけれど、今は回復したのだそうだ。
雨の日、坂道の上で、まる子はよくこんなふうにして待っていた。もっと早くに里親さんをみつけてあげればよかったなあと思うが、今の里親さんと巡り会うために、神様が待たせていたのかもしれない。
猫が自由を謳歌して、しかも安全に暮らせるのは、よほどの環境に恵まれていなくては無理なんだろうな。そう思うこのごろ。はて、三毛子との攻防はいつまで続くことやら。