人– category –
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君よ、歳なんだから、と言うなかれ。
○○だからできない、という言い訳めいた言葉を出すかわりに、○○だからできるかも、と言う言葉に置き換えてみよう。言葉には、自分が思っているよりも力がありそうだ。 -
鏡の中の誰かさん
満月の夜は雨だった。雨音を聴きながら鏡をみると、鏡の中の顔がさまがわりしていた。 リセットし、心にも体にも栄養を与えてやることにした。 -
夕涼み
夕方の花はなんとのうものがなしい。季節はずれの藤の花が咲くそばで、シロが毛繕い。ぼうっと浮かぶ白い姿が、いとおしい。 -
ぎゅっと抱きしめたい
ぎゅっと抱きしめる。それは、どんな言葉よりも強い力で相手に届く。 おとなになっても歳をとっても変わらないもの。 けれど、抱きしめたくても抱きしめられないものもある。 -
ハードルがどんどん高くなる。
みんなに可愛がられるアズキ。警戒心が強すぎる孤高のシロ。猫の性格は、人の性格とよく似ている。 シロの背中を撫でられた頃が、今は夢のように思える。 -
心が透けてみえるとき
ここの猫はここで終わるのがいい。自分もそう思っていた。悲惨なシロをみるまでは。 見て見ぬふりができなくなって、こんなになって、そして・・・。