富士山– category –
-
希望と落胆
この橋の向こうには、渡ってきたところは過去、渡る先は未来と書いてある。 シロにもまだ未来はあるのだと思いたい。 -
怒ってるの?
不思議なもので、顔の表情というものは、伝染するようだ。相手の表情が固いと、こちらもつい固くなる。誰かに伝染させるような顔はやめとこうと気をつけているつもり。 -
忘れていいよ。
無垢なものに触れると我が身も無垢になっていく。そして、無垢なものを守ろうとして強くなっていく。 -
誰かの足元
穿きつぶされるほどに古くても、磨き抜かれた革の靴には、渋い魅力があるもので・・・。そしてその靴が印象に残り、靴から始まる記憶もある。 -
きみは、どこへ行くの?
道先案内をするように、猫が先を歩いてくれることがある。 そんなときには、ゆっくりと静かに後をついていく。まるで、いつか来た道を歩くように。 -
愛着
長年使い込んで愛着があるものを手放すのはちょっと心苦しい。 まして、解体するとなると。新しいソファーを買えば引き取ってもらえるそうだが、しばらくソファーのない暮らしをしてみようと決めて・・・。