2024年– date –

「ご主人のその後のことはご存じなのですか?」 すると彼女は、「全然。生きているのかどうかも知らないし、知りたいとも思わないから」と、きっぱり。

まだ小さな子供が私に置いていった言葉に、思わず足取りが弾んだ。

猫たちが心待ちにするおしゃれなおじさんは、とてもミステリアス。

自分のことを心地よくさせてくれるものを大切にして、心にも筋肉をつける。

「あっちの水は甘いぞ」 とばかりに、ふじ子は、ちらちらとアズキの餌を気にしながら私の顔を見る。

おばちゃんは、婚礼の時に着る着物を着させてもらい、微笑んでいたという。