花– category –
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化学プラントの先輩
その人の白い手の甲には、たまに猫の引っ掻き傷があった。手だけでなく顔もきれいだった先輩は、雪の降る日に会社をやめて去って行ったが、そのときに残して行った言葉や後ろ姿が今、愛おしい。 -
気づかないうちに咲く。
ある朝、植えた覚えのない木に可憐な花がついていた。 これまではこんな花がさくとは気づかずに根元から切っていた。 人って、気づかないままに残酷なことをしていることがあるんだね。 -
怒ってるの?
不思議なもので、顔の表情というものは、伝染するようだ。相手の表情が固いと、こちらもつい固くなる。誰かに伝染させるような顔はやめとこうと気をつけているつもり。 -
誰かの足元
穿きつぶされるほどに古くても、磨き抜かれた革の靴には、渋い魅力があるもので・・・。そしてその靴が印象に残り、靴から始まる記憶もある。 -
思いは伝わる。
思いは伝わるかな。と、なにかあるたびに思っていた。 でも結局は伝わるか伝わらないかではなく、おもしろがってやってみればいいんだってことかな、と思うのです。 -
気持のいい朝
盆や正月、ゴールデンウィークは苦手。賑やかなファミリーとはかけ離れているから。 なので、プチリフォームにとりかかった。ちょっと視点を変えてみた。