春はかすみの中で立ち上がる

寒さがようやく去りかけて、きんと張りつめていた大気もゆるんでくると、体もほどけるように伸びてくくる。

すると、なにかこれまでとは違うことをしたくなってくる。

けれど、毎年そうやって春を迎えるのに、ああ、去年の春もおんなじように考えていたのになあと、たいして何も変わっていない自分に少しばかりがっかりする。

でも、今年の春はちょっと違う気がする。

なぜかというと、昨年の秋ごろからとりかかった家の中の始末に、ようやく終わりがみえてきたから。

家の中はかなりすっきりし、処分するのをずっと迷っていたアルバムなど、過去のものたちにも別れを告げた今、風通しがよくなった家に、ときおり春の風が流れ込む。

しばらくそんな作業に没頭していたあいだにも、世界の情勢はまたたくまに変わっていく。

新しい情報も、人の眼をひく面白い画像や刺激的な映像も、一瞬、人の眼に止まり、たちまちに過ぎ去っていく。

でも、先日、わりと気になる記事を眼にした。

【公園のアズキバアバは人気者】

今、テレビなどによく出てくる知識人と言われる誰かが、言ったそうな。
「老人は集団自殺をしたほうがいい」と。
その人は、いつまでも若い人に席を譲ろうとしない人たち、老害をまきちらす人たちのことを指して言ったようだが。

たしかに、いつまでも退くということをせず、権力や利権にしがみついて老醜を晒している人たちもいるけどね。

でも、負け惜しみかもしれないけれど、年を取るといいこともあるんだよ。
それはね、これまでわからなかったことがわかるってこと。

わかったからといってやりなおすことはできないけれど、嫌な記憶や嫌でしかたなかった人のことも、なあんだ、たいしたことなかったんだって思えてきて、心がしだいに軽くなってくるんだよね。

せっかく春がきたのだから、自分のことは自分でいつくしんでやりましょう。
冬に縮こまっていた植物たちがムクムクと立ち上がるように、背を伸ばして。

去年の春とはちょっと違うことを始めてみるとか、これまで気づかなかった花を愛ででやるとか、そして、ほんの少しでも、誰かが笑顔になることをしてみるとか。

自分の色は何色?
ちなみに私の好きな色は、淡いピンクと少し紫がかったブルー。あとは、パンチのきいた黄色かな。

そばで、ミーナは[花より団子」といいたげですが、それもまた楽しい。

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