清水港に日本丸が停泊している。乗船もできるというので、乗ってみた。
映画の主人公をまねてやってみたが・・・、キャラクター不足なのとかなり場違いなのとで、まわりの失笑を買ってしまった。今は帆がないが、帆を張ると、こんなに美しい。マストの一番高い所の高さは、43.5メートルもある。これを人が昇るというのだから、すごい。
中はけっこう、きれいだ。帆船というだけあって、ちょっとクラッシック。
天井のステンドグラスが素敵な部屋。
ということは、海図室は前にもあるということになる。さすがにデスクは使い込まれているなあ・・・。
ヤシの実で甲板磨き。たがいに声をかけあって、ヨイショ、ヨイシヨ!
実際にみる舵輪はさすがに大きくて美しい。船を一回りして埠頭を歩いて船首にまわってみると、日本丸を護る女神、藍青が、金色に輝いていた。
曇っていた空が晴れてきて、富士山が見え隠れしていたが、なかなかカメラには映らなかった。埠頭を散歩していたワンコたちの飼い主さんは、昨日は富士山がきれいだったんだけどねえと言っていた。
毎日、こんなところを散歩できるなんて、幸せだなあ、君たちは。
これは水上のパトロール船みたいだ。ものすごい速さで走り抜けて行った。
マストを張るためか、船首の長いこと! 本当は帆を張ったところがみたいものだが、船上で説明していた練習生の話によると、帆を張って走ることはめったになく、ふだんはエンジンで走っているのだという。
なあんだ、そんなことかと、帆がマストにないことを納得して帰ってきた。丘の上に行くと、海辺では見えなかった富士は、くっきりと夕方の光を映していた。