公園にはこのところ、にわかにいろんな花が咲き始め、枯れ色だった風景にぽつぽつと鮮やかな色が現れてきた。
色が濃い早咲きの桜は、盛りを過ぎて散り始めた。そうして、毎年、山肌に点在して多彩な色合いをみせてくれるのが、シャクナゲ。この公園の春の象徴だ。毎年見ているのに、咲き始めの美しさはいつも新鮮。
そして、いよいよソメイヨシノが咲き始めた。可憐とか、かわいいとか、きれいとか、花の形容詞はさまざまだけれど、どんな言葉をもってきても、叶わないなあというようなオーラを放っているのはさすがだ。
週末はあまり天気がよくないらしいから、まだほとんど咲いていなくてよかったんじゃないかという感じだ。
鮮やかなブルーのルピナスが咲いているそばの干潟では、カモたちがお昼寝タイム。
ちょっと奥まったところにいる猫たちも、心地よさそうにお昼寝だ。
これは、小熊? ではなくて、猫のヒジキなんです。寒い冬もどうやら越すことができ、公園の工事も一段落し,居場所をなくしていた猫たちもほっとしている様子。で、天気もいいので、こんなになってるんです。
お世辞にもかわいいとはいえない風貌ですが、ヒジキはとてもおとなしく、いつもそばにいる相棒のアズキのことを気にかけているような、やさしい猫なんです。なのに、神様はなぜ、ヒジキをこんなふうにしちゃったんでしょうか。きっとちょっとしたミスだったんでしょう。
チビまる子もゆったりして、食後は石の上でゴロゴロ。もう、なあんもいらんから寝かしてんかあ、といった様子。
まる子なんか、夕日を浴びて腕まくらをしている。二匹にとってここは、リビングのソファがわり。かなり固いけれど。
私もちょっと石の上に寝転んでみましたら、広がる青空の下、ケヤキの大木の新芽もすっすり大きくなっている。空が深くて、うとうとしそうになるくらい。おっと、早く帰らないと三毛子が待っている。
三毛子はよく寝る。ひがな遊び、遊び疲れると、死んだように寝る。まるで、眠って回復する禰豆子(鬼滅の刃の主人公、炭治郎の妹)のようだ。明日も元気で遊ぼ!
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