猫にかつおぶし

なにかを狙っているような眼! そこにかつおぶしでもぶらさがっていたら・・・。猫はかわいいだけではないのです。ハンターなのです。これを描いたのは、友人のSさん。以前、公園でよく出会った方。

だけど猫はすぐに丸くなってかわいいそぶりをみせるのです。

Sさんは引っ越しをなさって今はなかなか会えなくなったが、ひさしぶりに立ち寄ってくださり、猫のペンシル画をくださった。猫好きで、過去に猫を飼っていたこともあり、観察眼はさすが。

猫といえば、かつおぶし。たしかに、三毛子もチビまる子もかつおぶしは大好き。けれども、じつは、あまり猫の健康にはよくないらしい。なので、加減してやることにしている。

カツオの水揚げ量の日本一は焼津港。そのためカツオに関する催し物は多い駅の近くのギャラリー、パンプキンでは、「カツオてん」をやっていた

                  彫金作家 春田幸彦 作

カツオの形をした木の上に、絵を描いたり、布や金属、ステンドグラスなどを貼り付けて、趣向を凝らしたものや精密につくりあげたものなど、カツオアートが展示されている。   

      山下フジアキ 作              
                              

 
             長野撤也 作

左のこれは、本物のカツオみたいですが、木の上に描いたものなんです。すごいです。

カツオの中にビル群がある。

ほかのも、みんな、キュートです!

この桜の花びらを載せたカツオさん。とても素敵で見入ってしまいました。

みんな、泳いでるみたい。

ギャラリーの天井から下がっているカツオたちもいろいろです。作家さんたちの思いがこもっていて、それぞれに個性あるカツオになっています。

焼津は港が近いせいか、とても風が強くて、歩くのも大変なくらいでした。コロナのせいか、人通りも少なくて、クリスマスや正月が近いとはとても思えない風情。ほんとにさびしい歳末なんだなあと、しみじみ。

丘の上は日当たりはいいのですが、ふきっ晒しでやっぱり風がとても冷たいのです。それででしょうか、誰かが古墳のレプリカのところに、枯草を敷いてくれたようで、まる子、そこでコロコロしてます。むきだしの冷たいコンクリートが、猫たちの干し草ベッドになりました。

きっと、チビまる子を見守ってくれている人が他にもいるということで、一人でなにもかも背負わなくてもいいのだという思いになりました。冷えるので、寝床の毛布も、厚手のものに取り換えてやりました。

例年なら、とっくに富士は雪が積もっているはず。でも今年はまだ。ときどき白くなってもまた、すぐに融けてしまう。それでも向こう側はさすがに白いそうで、こちら側だけ青いのです。どっちが表で、どっちが裏かはわからないけれど。静岡側と山梨側で、論争はつきないようです。

よく、裏表のない人間がいいといわれていわれるけれど、なかなかそうもいかないのも人間。でもどうも、自分を含めて、不器用な人はそこんところがうまく使い分けられなくて、まごまごとしてしまうのですが、それもまた愛嬌と思うことにしましょうか。

誰かが立ち寄ってくれたり、誰かがまる子たちのために枯草を敷いてやったりする。寒いけれど、ほっこりとした一日でした。

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