ひさしぶりに、あでやかな富士。風が強いからだろう。
今日は風が冷たくて、気持まで冷えてしまいそうだった。でも、深い呼吸をすると、冷えた大気が五感をめぐり、ちょっとすっきりとする。
夕方に行っても、このごろのチビまる子はほとんど食べない。噂では、二人連れのおばさま方が少し前にきているらしい。それで、まる子の太りすぎについて協力しあえないかと思い、早めに行ってみるが、なぜかきまって会えない。気配はすれども姿は見えず。噂の女たちは、風のごとく神出鬼没なのだ。
チビはあいかわらずかくれんぼが好きなので、少し遊んでやる。あんなにおどおどしていたのに、慣れてきて、遊ぶようにもなった。
でもまる子とちがって保護色なので、なかなか目立たない。それはこういうところではとても有利なことだ。ここまで生きてこられたのも、そのことが役立っているのだろう。
途中で会ったワンコは、ダルメシアン。黒い点々模様がおもしろい。むかしむかし、映画で101匹ワンチャンというのが流行ったけれど、あの映画に出ていた犬種だ。とても利口で、カメラを向けるとちゃんとお座りをして、こっちを向いてくれた。
そういえば、通り道の塀の中からときどき顔をだしているワンコの名前はショーンというのだそうだ。近づいて行くと、とてもうれしそうにしてくれる。どうやらお友達だと認識してくれたのかな?我が家のカマキリくんは、今日は段ボール箱から脱走し、探し回っていると、カーテンの上のほうにいた。
みていると、上へ上へと上って行く傾向がある。日差しが入っていたので、日にあたりたかったのだろうか。それとも外に出たかったのか。
なにかに似ていると思う。そうだ、仮面ライダーの仮面。もしかすると、あれってカマキリが基本?
カマキリくんは魚肉ソーセージが好きになり、カマで抱えて食べたあとは、ちゃんと猫みたいにカマの手入れをしたり、顔をぬぐったりしている。しぐさは猫に似ているのだ。どうということもない発見だが、ちょっとおもしろい。