youは、はるばる、ポーランドからやってきたというミハエルさん。雨上がりの古墳の丘で、いつものように、チビとまる子に餌をやっていたら、なにやら賑やかにお喋りしながら3人組がやってきた。youと、日本人の若い男女の二人。
ついさっきまではひどい雷雨で、誰もこないような夕方。まだ食べている最中のチビを気遣っていると、「あっ、いたいた、ほら、猫」という女性の声がし、3人は、にこにこと笑いながら近づいてきた。
だが、まる子はちょっとご機嫌ななめなのか、いつものスリスリサービスもせず、むっつり。
私がここで餌をやっいることなどを話しだすと、なんと、youは、わざわざポーランドから日本の猫をいろいろ見るために、やってきたという話。通訳している男性が教えてくれた。驚いていると、ミハエルyouは、腕のタトゥや、胸のお守りをみせてくれて、すっかり意気投合。
youは以前にも日本にきていて、猫のたくさんいる島とか、あちこちと回ったそうで、そのときに、テレビ番組の「youは、なにしに、日本へ?」という番組の取材を受けて出演したそうだ。そんな話をしていると、ようやくまる子は同行の彼女にスリスリしはじめ、ミハエルさんもまる子をなでなでした。
ミハエルさんが飼っていた猫
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坂を横ぎっていたカニ
そんなこんなでもりあがり、帰り道は一緒に坂をくだった。ミハエルさんの話にも驚いたが、なんと、一緒にいた女性の話にも驚いた。てっきりミハエルさんの同行者だとばかり思っていたら、「今日は御前崎の海に行って、飼っているヤドカリの新しい貝を探しに行ったのよ」という。そして、猫塚をみにやってきたミハエルさんに出会い、バスがないので、車に乗せてきたんだって。
蓮華寺池公園に行けば猫がたくさんいると思ってミハエルさんを連れてきたのだけれど、どこにもいないので、しかたなく坂道をのぼってみようと丘の上まできたら、チビとまる子がいたというわけだ。よかったね。
少し前まですごい雨だったから、池のまわりの猫たちはきっと雨宿りしていたんだね。それに、池のまわりは人が多いから、餌の時間じゃないと出てこないんだよね。
そんな話をしながら、それにしてもヤドカリを飼っているなんてと、詳しい話を尋ねてみると、ヤドカリは脱皮して大きくなると、住まいも大きくしてやらなくてはならず、それで新しい貝を探しに行って、たまたまミハエルyouに会ったというわけで、そして私もチビまる子のおかげでたまたま彼らに会えたというわけで、なにか、偶然の連鎖。縁、というものはおもしろいものだなあとしみじみと感じいり、分かれ道で別れるときにも、なんだか名残り惜しかった。
ウシガエル よくみると、眼がかわいい
下に降りると、もう真っ暗で。なにか足許にいるのでよくみると、ウシガエルの子供。牛のような声で鳴くので、ウシガエル。踏まれないように、池に戻してやった。
でかけるときにはすごい雨が降っていたが、池についたころにはうっすらと虹が出て、丘の上まで行くと晴れてきた。そしてミハエルyouの一行と出会い。めまぐるしくて、楽しい出会いの日になった。これから四国に行くというミハエルyou、猫と楽しんでね。そして同行のお二人にも、ありがとう。
Take care of Maru and Chibi. You do a great job! Greetings from Neko Traveller!
Then how are you doing? If you come to Japan again, come and see Chibi and Maruko.