チビはかくれんぼが好き。体毛が保護色なので、周りに同化してしまい、こちらは圧倒的に不利。けれど、ときどき誘うように隠れたり出たりするので、こちらも隠れてみたりする。
餌を食べたあと、まる子とチビはよくこうして、かくれんぼをしたり、戦うようなふりをして遊んでいる。
きょうは、丘の上では草刈り機の轟音が響いていて、チビもまる子も用心して、なかなか出てこなかった。それでしばらく待って、草を刈る人たちが帰ってから呼ぶと、出てはきたが、やはりチビは丘の上まではついてこなかった。
きのうまでの丘の上(before) 秋だなあって感じ。
今日の丘(after) 古墳の形がみえる。
これまでは、なにかあると、とっさに草むらに身を潜めていたチビまる子。草がまったくなくなり、隠れるところもなくなって、あとをついてきたまる子もとまどっている様子だった。でも、草を刈らないと大変なことになるからなあ。草を刈ってくれた人たちにありがとうだね。
それでもまる子は東屋までついてきて、そばでゆったり。しばらくそばにいて、帰ろうとすると、空には丸くて明るい月が。
帰りは真っ暗。誰にも会わなかった。懐中電灯をつけて坂道をおりて行くと、懐中電灯のまあるい輪のなかに、自分の足だけがみえる。秋の虫たちも、ここにいるよとばかりに鳴いていた。なんか、生きてるってことを喜んでるみたいに。