ツンデレ

藤のようにきれいなお嬢さん。とても感じのいい方でした。この方に惹かれてつい、藤のアイスという、ソフトクリームを買いました。おいしかった。はっぴを着たおじさんが立っていたときにはあまり売れ行きがよくなかったようなのに、お嬢さんがそばに立つと、売れる売れる。世の中って、よくできているもんだなあ。
そして、イケメン風のチビ。お嬢さんと比較する気はないけれど、ときどき、チビはこんなふうに精悍な顔をみせる。

よく猫はツンデレだといわれるけれど、私には、人間のほうがツンデレに思えてならない。とくに公園で、ボランティアのほかに、こっそりと餌をやっている人たちをみていてよく感じることだ。苦労をわかりあえる仲間だと思っていると、ある日突然に無視をされたり、避けられたりする。思い返してみても、とくになにか言った覚えもなく、したわけでもないからわけがわからない。

それぞれが好意ですることであっても、餌のやりかたはそれぞれにちがい、リーダーがいないから、みんな勝手にやっている。そして、それぞれが、くっついたり離れたり、ツンデレだ。むしろツンデレだと言われる猫のほうがよほど義理堅いように私には思える。まあ、「去る者は追わず」、でさらさらと通り過ぎることにしよう。

きのうは、天気がよいうえに連休の始まりでもあり、公園はラッシュ。

駐車場に入るのも渋滞。ジャンボ滑り台やあちこちの出店のテントも行列。音楽堂では、アンデスの音楽を奏でる人たちが演奏していた。

にぎやかなところは好きだが、あまりに人が多いので早々に退散し、もう一度出直すことにした。

けれど夕方は雨が降り、あいにくの天気。チビまる子と雨宿りをかねて、ひさしぶりに東屋に行き、一休み。雨のせいで丘の上まで登ってくる人は少ないから、二匹の天下だ。

二匹して無邪気に遊んでいる。ここは静かでよかったね。雨が激しくなったら、ちゃんと雨に濡れないところに帰ってね。

「令和」のときも、一緒に元気でやろうね。といっても、君たちの様子は関係ニャイという顔だ。やっぱりツンデレかな?

 

 

 

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