昼下がりの公園猫たち

公園には今、いろんな花が咲いている。

猫たちも、まどろんだり、遊んだり。

姫は、あいかわらずまわりの景色から抜け出ている。

まる子とチビは毛づくろい。ごはんのあとは、こうしていつも、たがいに毛並みの手入れに余念がない。

なっちゃんは、駐車場で堂々とお昼寝タイム。この子はチビにそっくりだ。水際の高いところでよく寝ている。人間が近づきにくいから、安心できるのだろう。寝ぼけて落ちなければいいけれど。

尻尾を傷めているクロシロは、やっぱりなにかを追いかけている。別名、ツートンとも呼ばれている。ツートンカラーの略らしい。しっぽにひどいけがをしているが、元気だ。このまま何事もなくいってほしいと、彼を気にしている人たちは心配している。
草のしとねでごろごろしているのは、ヒジキという名の黒猫。風体に似合わず、とてもおとなしい。そして寂しがり屋。いつもそばにいるアズキという名の猫がしばらくいなくなったときには、元気がなかった。アズキが戻ってきて、ヒジキもほっとしている様子だ。

公園の猫たちは、それぞれお気に入りの場所を持っている。けれど寝ていても、いつなんどき、騒がしい子供たちがドタドタと走り寄ってくるかもしれないし、荒々しい足音を立てて通り過ぎて行く人間たちに追われてしまうときもある。寝ているようにみえても、眠ってはいない。