焼津駅の近くに「ギャラリー富士うさぎ」がある。そこに動物を擬人化した作品が展示されているというので、行ってみた。富士っていう名前がついているし。
なんと、そこにあったのは、かわゆいものばかり。「フジワラヤスヒロ」という作家の作品で、信楽焼の陶人形たち。デフォルメされた形と表情が独特。
キリンのおじょうさんたち。睫毛もパッチリ上向きにして、体の模様もハートマークで、「あたしたち、愛にあふれてるんです」って感じなんです。
一方、キリンのお兄さんは、腹筋のトレーニング中。筋肉は動物にとって、命なんです。それで毎日、こうして鍛えてるんです。
これは、龍。雲に乗って天に向かっていさましく昇っていくところ。
イノシシジェット? 猪突猛進だからかな? ちゃんと説明を聞いてくればよかったなあ・・・。
ぼくたち、お尻の形がチャームポイントなんです。ウォッホ!
ワシは、カバの王様でござる。みなのもの、控えおろう。
空飛ぶワンコ。楽しそうだなあ。
チビまる子のところへ行く前に寄ってみると、ちょうど作者の方がいらっしゃって、お話を伺うと、人形の中は空洞なのでこわれやすく、焼き上げるのがとても難しいということ。ここに並んでいる者たちは、窯のなかで時間をかけて命を吹き込またものばかり。
猫はいないかと探してみたが、なかった。とても残念! でもどれもかわいいので、小さなものを一つ買って帰った。それは今、リビングに鎮座している。福オニだそうだ。オニちゃん、福を運んできてね。
そばにおいて眺めていると、半開きのまなこがかわゆい。