富士山の入り口

いつも、丘の上から遠くにみている富士山。きょうはとても天気がよかったので、近くまで行ってみた。裾野が広くてどこからが富士山なのかわからないまま富士山浅間神社に向かって歩いていると、参道脇の店のおじさんが、ここはもう富士山の上だよ、と笑った。

ああそうなんだと思いつつお参りをすませて、それから、変わった形の富士山世界遺産センターに寄ってみた。正面には一面に水がたたえられていて、人をいざなう感じがある。

中に入り、愛嬌のある受付の人から話を聞いてスロープを登って行くと、実際に富士山を登っているような情景が映しだされていた。

夜明けから日中、夜景までと、時間も季節も移り変わっていく。こんなのみたことないなあと思いつつ上へと行くと、そこには頂上の情景。火口までみえる。

なにか異次元の世界のような・・・。写真ではなく映像でみるのは臨場感があって、信仰の山だというのもうなずける。映画も上映されていて、こちらも音と映像にかなりの迫力がある。

上までのぼって下をみると、こんなふう。木を組んである造りは壮大。すり鉢みたいな形。夕方にはちびまる子のところに行くので、けっこう早めに家を出たけれど、時間はどんどん過ぎていき、新東名を急いで戻る。

新東名はとにかく道がいい。トンネルも明るくて広い。制限速度も、つい先日に120キロにひきあげられた。それをいいことに夫はバンバン飛ばす。家に帰ってからまたでかけるまでに、ちょっとゆとりがあるくらいだった。

ひさしぶりに晴れて、チビまる子も気持よさそうだった。

坂道を降りて帰るとき、姫は草むらの崖を登ってねぐらに帰るところ。充分に餌をもらったらしく、満足げだ。声をかけるとちらりとこっちをふりむき、また登って行った。おやすみ、いい夢をみてね。まだまだ夜は冷えるけど。またあした。

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