ケージの外にに出たがっていた三毛子。まだ少し早いかなと思いながら猫トイレの掃除をし、ほんのちょっとのあいだ居間から出た隙に、三毛子は鍵のかかっていない扉を押し開けてケージの外に出ていた。
まず外をみては、脱走しようとして出口を探す。そしてあちこち探検をしだす。匂いを嗅ぎ、体をあちこちこすりつけているのは自分の匂いをつけているのかもしれない。外での暮ししか知らない三毛子にとっては、見るものすべてが初めてのことばかり。
あなたの体重は?
それでもじきに、ケージの中に置いてあったおもちゃを銜えて遊んだり、ソファーの下でリラックスしたり、意外に余裕。
ソファーの下がとりあえずの避難場所
そして驚いたことに、疲れるとまた、自分からケージに戻った。
どうやらここが自分の基地だと思ってくれているらしい。ここに入っていれば安全だと。水、ごはん、トイレ、ベッドがすべてここにあるとインプットされたようだ。なので、もしも里親がみつかったら、ケージごとさしあげようかと思っている。ちょっとお転婆ですが。
眼がさめるとまた外を見ている。仲間を呼ぶ声を出すが、それも以前ほどではなくなった。ほかのグレーの二匹のことも気になるが、なかなか道のりが遠い。焦ってもしかたないから、少しずつ考えていくことにした。
大阪時代の友達から、手作りの猫バッグが送られてきた。猫のTシャツをリメイクしたのだそう。ほかにも、花柄のお手製のマスクが入っていて、コロナウィルスのことに触れていた。自分のことを気にかけてくれる存在は、とてもうれしいものだニャン。
左から、マロン、プリン、三毛子と勢ぞろい
彼女も動物好き。ブログ、ひまちゃんの日記帳、を毎日のようにアップ。ひまちゃんはわりあい大きくておっとりとしたワンコ。先代のはなちゃんのあとをついで、彼女をしっかり支えている。
丘へと続く坂道は桜のトンネルになった。これを見たくて毎年この坂にくるのだというご夫婦に出会った。一緒に富士山もみえてよかったなあと二人で言いながら、かなりの年配のご夫婦はすれちがった。「とても上までは登れないからここで帰ります」と言いながら。来年もここで会えるといいね。
チビとまる子はこのごろ、よく二匹で遊び回る。チビのちょっかいにまる子がジャンプ。途中で切れてしまっているけれど、ジャンプ力が半端ないまる子なんです。みんなにデブといわれるけれど、これでもあたしは運動能力抜群なんですよと言いたげだ。