おうっ、なんということだ。けさ、東側の出窓のそばの温度計をみると、39度をさしているではないか。おそろしなあ・・・。それでも猫は歩いていて、そこかしこで声をあげている。
手入れもされないまま荒れ果てている裏庭から声がするので出てみると、茶トラと隣の家の飼い猫のモモがいた。茶トラは朝から日陰でぐっすり眠っていたからそっとしておいてやっていたのに、モモにみつかってしまったのだ。
ここのところ、茶トラはやせてきて、どうも弱っているようなので、うちの裏庭でよければどうぞと思っていたが、しばらくは攻防戦がつづき・・・。
二匹、唸りあった末にモモがつまらなくなったらしく、去って行った。そのあとはずっと長いこと、茶トラは眠りこけていた。そんなところでよければ、せめてゆっくりとお休み。
この茶トラ、三毛子とよく一緒にいた猫。三毛子の産みの親か、それとも育ての親なのか?
このごろ痩せてきたのが気にかかる。この夏をのりきれるといいのだが。
そのとき三毛子は家の中で眠りこけていて、起きると、さっそく、チェーンで遊びを始める。このところ三毛子はチェーンとの攻防に明け暮れている。
三毛子の動きはなにしろ速く、こちらの動体視力がついていけない。若返りや反射神経の回復には、猫を眺めているといいかもしれない。
攻防といえば、公園猫のナナとガリ君の攻防もある。以前は、決まった人から餌をもらえずにいて、誰彼となく餌をほしがって騒ぐので、ギャアギャア猫と呼ばれていたナナは、餌をちゃんともらえる人を得てしばらくは余裕の顔だったが、少し前からガリガリに痩せた猫があらわれてから、ちょっと、焦り気味。
ガリ君のあまりの痩せ方をみかねて、その方が餌をやってくださるようになったからだ。ナナはヤキモチを焼いているのか、縄張りを侵されていると思っているのか。
ガリ君
ナナ
姫とナナ
そのうえ、姫との攻防もあり、ナナもなかなかおちついていられない。こんなに暑い日々でも猫たちの攻防は繰り返され、そして生きている。そんな猫たちの様子をみていると、少しぐらいのことで不平や不満を言ってはいられないと思うのだ。