帰ってきた三毛子

大騒動の末にようやく譲渡トライアルに臨んだ三毛子だった。なのに、たった3日で帰ってくることに。

【家に帰ってくると、さっそく大好きな袋の中へ】

人馴れしていない三毛子にはまだ少し早すぎたようだ。相手方も一生懸命やってくださったようなのだが、返すのなら早い方が三毛子のためにいいだろうということになって、三毛子は帰ってくることになり、迎えに行った。

相手方への譲渡時のあの大騒ぎのあとだ。トライアルといって、一定期間飼ってみるというシステム。生き物にお試し期間があるというのはどうなんだろうと前から思っていたが、アレルギーとか相性とかをみる、ということのようだ。

さぞ三毛子は深く傷ついてズタボロではないだろうかと、帰る車の中でおそるおそる顔をみると、ケージの中で三毛子は意外と平然としてまんまるな眼でじっとしていた。相手方に渡しておいた3段ケージの一番下の部分だけを車に積み込み、そこに三毛子を入れていたのだが、トイレ砂の中に箱すわりして、きょろきょろしている。

この子ときたら、気が弱いのか図太いのか、まったくわからなくなった。家に帰ってさっそくケージから出してやると、あちこちを確認するように歩き回り、そうして、また、洋ナシとリンゴの置物でサッカーを始め、走り回る。

まるでなにもなかったみたいに走り回る三毛子をみて、ほっとして胸をなでおろす。この子をいじくり回し、深く傷つけてしまったという思いにさいなまれていたから。

ひとっ走りしたあとは、以前のようにのびのびして眠りについた。やっぱり少し痩せたけれど。

そして翌朝はひさしぶりのすずちゃんとの対面。

あぁぁぁ、なんと三毛子に振り回される毎日。そのことが苦痛ではないということがまた不思議。私は自分のペースで動けないとストレスがたまるタイプなのに、この変化はなんだろう。

トライアル中に、相手先からメールで送って頂いた写真。

写真をみると、それほどおびえているようにはみえないが、餌をあまり食べなかったようだ。相手の方も気をつかってくださっていた様子が伝わってくる。

三毛子がもう少し人に触れられることに慣れないと、きっと無理なんだろう。今は、いったん約束をキャンセルするべきだったと反省している。相手先の御主人によると、三毛子はかなり人間にひどいめにあっていたのではないかと言っていた。

三毛子に気をとられ、チビまる子のほうに関心がいかなくなるのはよくないので、ちょっと気分がすぐれなくても、いつものように毎日通っている。

そうだ、三毛子のタフなエネルギーをもらいながら、しばらくは三毛子の人馴れ修行をもっと積極的に始めよう。嫌がっても触れていかないと、距離は縮まっていかないのだそうだ。チビも触れられるまでに、ずいぶんと時間がかかったのだから。それが今では自分から体を預けるように寄ってくる。

【丘の上で盛んに飛び回るようになったツバメを狙うチビ】

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