田中達也氏のミニチュアライフ展。気になっていたので、行ってみた。これの題は、「支度に時間がかかってすんまふぃん」。マフィンでできた家は、おいしそうで思わず手が伸びそうになる。
ブロッコリーが大木にみえる。
これは「くもわっさん」という題。
「ビール、冷えきってます」
「25センチメートルプール」 キッチンに立って、これを使うときには、この情景を思いだしそうな気がした。
「茶葉を摘むのは、まかセーター」 静岡限定版。さすが!
「新パン線」 実際にぐるぐるとパンの列車が走っている!
「園芸がしゅげえ(手芸)」 色とりどりの花はボタン
「鯛よりめでたい」 茶柱が釣れたから。
「カウンターテープル」 テーブルではなくて、テープルなのだ。芸が細かい。
「こんなこて、半田ごて~」
電子基板の上で田植えをしている。ほかにもいろいろあって、みていて飽きなかった。なによりも、その発想のおもしろさ。どこにでもあるような身近なものが宇宙的な世界をつくっていて、しかも、ユーモアに溢れている。作者もきっと作りながら楽しんでるんじゃないかなあ。
これなんか、見過ごしそうだったけれど、発見したときは思わず笑いがこみあげて、やはりそこかしこに笑いが起こっていた。
こんなふうな目線で暮らしていたら、きっと毎日がどんどん広がっていくだろうなあ。特別なところにでかけるのもいいけれど、そんなことをしなくても、楽しもうとすればいろいろ方法があるのだと気づかされる。
これはファスナーで作ってある。発想がすてきだ。テニスだって、彼にかかるとこんなふうに。
私がよく使っているスポンジがこんなふうになるとは・・・。なにをみていてもぼうっとあたりまえにしかみていなかったことが、損をしているような気持になる。
つい、ちびまる子の眼からみたら、人間はどれほどの大きさになっているんだろうという考えが湧いてきた。人間からみた、キングコングほどかな?
それほどではないにしても、黒っぽい服を着て、大きな声を出し、体の大きな男性を、猫は怖がる。近づいてくるとみるや、さっと姿を隠す。大きな足音をたてて歩く人も苦手だ。威圧感のある人を、猫はいやがる。
私が苦手なのは、なんだろう。数えあげればきりがないが、とくに、激しい雨が降る夜などは、ちびまる子のことを考えて眠れないときがある。嵐の夜は苦手だ。