一夜かぎり

丘の上、西の山に日が沈むころ、メリークリスマス! と、時々会う女性が笑顔を向けて通りすぎた。そのあと急に、すっとあたりが暗くなった。まるで、スイッチをパチンと切るみたいに。まさに、日が落ちた瞬間だ。

すると、反対側の東側の山の中腹に出現したのが、「祝令和」の文字と巨大なツリー。ちなみに、昨年は、「平成」だった。

毎年、高草山に設置される一夜かぎりのイルミネーション。丘の上からみると、町を挟んだ向かい側に位置するのでよく見える。遠くからだとそれほど高くは見えないが、ツリーの高さは30メートルもあるのだそうだ。

設置される山の側からみると、こんな様子。

   

(写真は、焼津市観光協会案内からのもの)

この写真をみると、クレーンの先端につないだ竹を伸ばし、上から吊り下げているようだ。先週、ヒマラヤザクラを見に行ったとき、途中の坂道で竹を切ったり工事をしたりしている人たちがいて、こんな山の中でなんの工事だろうとと不思議に思っていたのだが、この写真をみて、ああそうかと納得。この日のための準備だったのだ。ちょうど昼時で、みんなでわいわいしながら座っていたっけ。なるほど。焼津の夜景がきれいだ。ヒマラヤザクラが咲いていたところからもう少し登ったところのようだ。

きのうは朝からよく晴れて、富士山日和。午前中に丘に行ったのは久しぶりだった。会う人が夕方とはちがう。日差しも暖かくて、なによりも明るさがちがう。新鮮だった。すっきりとした富士の姿を高級仕様のカメラで撮る人もいた。

チビとまる子のハウス(?)を掃除するには絶好の天気。ゴミをはきだし、ダニ除けスプレーを撒き、そのまましばらく置いてから、もう一度夕方に行ったときに敷物を厚手のものに替えてやった。

おれの寝床になにさらすんじゃ、といいたげな顔で、チビはまわりをうろうろし、落ち着かない様子でそばを離れない。だいじょうぶ、心配ないからね、と声をかけて丘の上に行くと、まる子が駆け寄ってきて、なになに、今日はやけに早いじゃん、という顔をする。

そのうち、ひなたぼっこ。風もないので、気持ちよさそうだ。

坂道の下では、姫もひなたぼっこ。富士山日和の日は、猫にとってもひなたぼっこ日和だ。

さんさんと日差しを浴びてひなたぼっこの姫は、小さな白い塊のよう。きびしい寒さのときもあるし、冷たい雨の時もあるけれど、そんな天気をしのいだあとのこんな日は、まるで神様のごほうびのように、日差しは猫たちにふりそそぐ。さあ、私も自分の家の掃除しなくっちゃ。窓ふきも台所もみな中途半端なままだ。猫の手も借りたいんだけど。

 

 

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